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23.10.5. 永続的ストレージの有効化

Journal はデフォルトでは、ログファイルをメモリーか /run/log/journal/ ディレクトリー内の小さいリングバッファーにのみ保存します。これは、journalctl の最近のログ履歴を表示するには十分なものです。このディレクトリーは揮発性なので、ログデータは永続的には保存されません。デフォルト設定では、syslog は journal ログを読み取り、/var/log/ ディレクトリーに保存します。永続的なロギングが有効になると、journal ファイル /var/log/journal に保存され、再起動後も維持されます。これにより、一部のユーザーにとっては、Journal が rsyslog の代わりとなることも可能です (ただし、本章の序論を参照のこと)。

永続的ストレージを有効にすると、以下の利点があります。

  • 長期的なトラブルシュートに使用できる、より豊富なデータが記録されます。
  • 直ちにトラブルシュートを行う場合には、再起動後により多くのデータが利用可能になります。
  • サーバーコンソールがログファイルからではなく、journal からデータを読み取ります。

永続的なストレージには、不利な点もあります。

  • 永続的なストレージを使用しても、保存されるデータ量はメモリーの空き容量に依存するため、全期間を保存できる保証はありません。
  • ログにより、多くのディスクスペースが必要になります。

Journal 用に永続的なストレージを有効にするには、以下の例のように手動で journal ディレクトリーを作成します。root で以下のコマンドを実行します。

mkdir -p /var/log/journal/

その後に journald を再起動して、変更を適用します。

systemctl restart systemd-journald