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19.4. 誤差ファイルの概要

誤差ファイルは、通常の周波数で稼働しているシステムクロックと、UTC と同期し続けるために必要な周波数との間の周波数オフセットを保存するために使われます。誤差ファイルに値がある場合は、システム起動時に読み取られ、クロックソースの修正に使われます。誤差ファイルを使用すると、安定的かつ正確な時間の達成に必要な時間が短縮されます。この値は、1 時間ごとに ntpd が計算して、誤差ファイルはそのたび置換されます。誤差ファイルは更新されるのではなく置換されるので、ntpd が書き込みパーミッションのあるディレクトリーに格納される必要があります。