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20.4. ブロックデバイスとファイルシステムの表示

20.4.1. lsblk コマンドの使用

lsblk コマンドを使用すると、利用可能なブロックデバイスの一覧を表示できます。blkid コマンドよりも詳細な情報が提供され、出力フォーマットを細かく制御できるようになります。lsblk コマンドは udev から情報を読み取るため、root 以外のユーザーでも使用できます。ブロックデバイスの一覧を表示するには、シェルプロンプトで以下のコマンドを入力します。
lsblk
一覧表示された各ブロックデバイスについて lsblk コマンドが表示するのは次のとおりです。デバイス名 (NAME)、メジャーおよびマイナーデバイス番号 (MAJ:MIN)、リムーバブルデバイスかどうか (RM)、そのサイズ (SIZE)、読み取り専用デバイスかどうか (RO)、そのタイプ (TYPE)、デバイスのマウント先 (MOUNTPOINT) です。例を示します。
~]$ lsblk
NAME                      MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sr0                        11:0    1  1024M  0 rom
vda                       252:0    0    20G  0 rom
|-vda1                    252:1    0   500M  0 part /boot
`-vda2                    252:2    0  19.5G  0 part
  |-vg_kvm-lv_root (dm-0) 253:0    0    18G  0 lvm  /
  `-vg_kvm-lv_swap (dm-1) 253:1    0   1.5G  0 lvm  [SWAP]
デフォルトでは、lsblk はツリーのような形式でブロックデバイスを一覧表示します。通常の一覧として表示するには、-l コマンドラインオプションを追加します。
lsblk -l
例を示します。
~]$ lsblk -l
NAME                  MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sr0                    11:0    1  1024M  0 rom
vda                   252:0    0    20G  0 rom
vda1                  252:1    0   500M  0 part /boot
vda2                  252:2    0  19.5G  0 part
vg_kvm-lv_root (dm-0) 253:0    0    18G  0 lvm  /
vg_kvm-lv_swap (dm-1) 253:1    0   1.5G  0 lvm  [SWAP]
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、lsblk(8) の man ページを参照してください。

20.4.2. blkid コマンドの使用

blkid コマンドを使用すると、利用可能なブロックデバイスに関する低レベルの情報を表示できます。root 権限が必要であるため、root 以外のユーザーは lsblk コマンドを使用する必要があります。この場合は、シェルプロンプトで root として以下のコマンドを入力します。
blkid
一覧表示された各ブロックデバイスについて blkid コマンドは、汎用一意識別子 (UUID)、ファイルシステムのタイプ (TYPE)、ボリュームラベル (LABEL) などの属性を表示します。例を示します。
~]# blkid
/dev/vda1: UUID="7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84" TYPE="ext4"
/dev/vda2: UUID="7IvYzk-TnnK-oPjf-ipdD-cofz-DXaJ-gPdgBW" TYPE="LVM2_member"
/dev/mapper/vg_kvm-lv_root: UUID="a07b967c-71a0-4925-ab02-aebcad2ae824" TYPE="ext4"
/dev/mapper/vg_kvm-lv_swap: UUID="d7ef54ca-9c41-4de4-ac1b-4193b0c1ddb6" TYPE="swap"
デフォルトでは、 blkid コマンドはすべての利用可能なブロックデバイスを一覧表示します。特定のデバイスの情報のみを表示するには、コマンドラインでデバイス名を指定します。
blkid device_name
たとえば、/dev/vda1 に関する情報を表示するには、root で以下のコマンドを入力します。
~]# blkid /dev/vda1
/dev/vda1: UUID="7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84" TYPE="ext4"
上記のコマンドに -p および -o udev のオプションを使用して、さらに詳しい情報を取得することも可能です。このコマンドを実行するには、root 権限が必要な点に注意してください。
blkid -po udev device_name
例:
~]# blkid -po udev /dev/vda1
ID_FS_UUID=7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84
ID_FS_UUID_ENC=7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84
ID_FS_VERSION=1.0
ID_FS_TYPE=ext4
ID_FS_USAGE=filesystem
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、blkid(8) の man ページを参照してください。

20.4.3. findmnt コマンドの使用

findmnt コマンドは、現在マウントされているファイルシステムの一覧を表示します。シェルプロンプトで以下を入力します。
findmnt
一覧表示された各ファイルシステムについて findmnt コマンドが表示するのは、次のとおりです。マウントポイント先 (TARGET)、ソースデバイス (SOURCE)、ファイルシステムのタイプ (FSTYPE)、関連するマウントオプション (OPTIONS) です。例を示します。
~]$ findmnt
TARGET                           SOURCE             FSTYPE          OPTIONS
/                                /dev/mapper/rhel-root
                                                    xfs             rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota
├─/proc                          proc               proc            rw,nosuid,nodev,noexec,relatime
│ ├─/proc/sys/fs/binfmt_misc     systemd-1          autofs          rw,relatime,fd=32,pgrp=1,timeout=300,minproto=5,maxproto=5,direct
│ └─/proc/fs/nfsd                sunrpc             nfsd            rw,relatime
├─/sys                           sysfs              sysfs           rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel
│ ├─/sys/kernel/security         securityfs         securityfs      rw,nosuid,nodev,noexec,relatime
│ ├─/sys/fs/cgroup               tmpfs              tmpfs           rw,nosuid,nodev,noexec,seclabel,mode=755[出力は省略されています]
デフォルトでは、findmnt はツリーのような形式でファイルシステムを一覧表示します。通常の一覧として表示するには、-l コマンドラインオプションを追加します。
findmnt -l
例を示します。
~]$ findmnt -l
TARGET                     SOURCE                FSTYPE          OPTIONS
/proc                      proc                  proc            rw,nosuid,nodev,noexec,relatime
/sys                       sysfs                 sysfs           rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel
/dev                       devtmpfs              devtmpfs        rw,nosuid,seclabel,size=933372k,nr_inodes=233343,mode=755
/sys/kernel/security       securityfs            securityfs      rw,nosuid,nodev,noexec,relatime
/dev/shm                   tmpfs                 tmpfs           rw,nosuid,nodev,seclabel
/dev/pts                   devpts                devpts          rw,nosuid,noexec,relatime,seclabel,gid=5,mode=620,ptmxmode=000
/run                       tmpfs                 tmpfs           rw,nosuid,nodev,seclabel,mode=755
/sys/fs/cgroup             tmpfs                 tmpfs           rw,nosuid,nodev,noexec,seclabel,mode=755[出力は省略されています]
特定のタイプのファイルシステムのみを一覧表示するよう選択することも可能です。そのためには、-t コマンドラインオプション、その次にファイルシステムのタイプを追加します。
findmnt -t type
たとえば、すべての xfs ファイルシステムを一覧表示するには、以下のコマンドを入力します。
~]$ findmnt -t xfs
TARGET  SOURCE                FSTYPE OPTIONS
/       /dev/mapper/rhel-root xfs    rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota
└─/boot /dev/vda1             xfs    rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、findmnt(8) の man ページを参照してください。

20.4.4. df コマンドの使用

df コマンドは、システムのディスク領域の使用量についての詳しいレポートを表示します。シェルプロンプトで以下を入力してください。
df
一覧表示された各ファイルシステムについて df コマンドが表示するのは次のとおりです。ファイルシステム名 (Filesystem)、サイズ (1K-blocks または Size)、使用領域 (Used)、利用可能な領域 (Available)、使用領域のパーセンテージ (Use%)、ファイルシステムのマウント先 (Mounted on) です。例を示します。
~]$ df
Filesystem                 1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_kvm-lv_root  18618236   4357360  13315112  25% /
tmpfs                         380376       288    380088   1% /dev/shm
/dev/vda1                     495844     77029    393215  17% /boot
デフォルトでは、df コマンドは 1 キロバイトブロック単位でパーティションのサイズを、キロバイト単位で使用中および利用可能なディスク領域の容量を表示します。この情報をメガバイトとギガバイトで表示するには、-h オプションを指定すると df がヒューマンリーダブルな形式で値を表示します。
df -h
例を示します。
~]$ df -h
Filesystem                  Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_kvm-lv_root   18G  4.2G   13G  25% /
tmpfs                       372M  288K  372M   1% /dev/shm
/dev/vda1                   485M   76M  384M  17% /boot
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、df(1) の man ページを参照してください。

20.4.5. du コマンドの使用

du コマンドはディレクトリー内のファイルが使用している領域を表示します。現在の作業ディレクトリー内のサブディレクトリー用のディスク使用量を表示するには、オプションなしで以下のコマンドを実行します。
du
例:
~]$ du
14972   ./Downloads
4       ./.mozilla/extensions
4       ./.mozilla/plugins
12      ./.mozilla
15004   .
デフォルトでは、du コマンドはキロバイト単位でディスク使用量を表示します。メガバイトおよびギガバイト単位で表示するには、-h オプションを指定するとヒューマンリーダブルな形式で値を表示することができます。
du -h
例を示します。
~]$ du -h
15M     ./Downloads
4.0K    ./.mozilla/extensions
4.0K    ./.mozilla/plugins
12K     ./.mozilla
15M     .
du コマンドは、一覧の最後で常に現在のディレクトリーの合計量を表示します。この情報のみを表示するには、-s オプションを使用します。
du -sh
例:
~]$ du -sh
15M     .
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、du(1) の man ページを参照してください。

20.4.6. システムモニターツールの使用

システムモニター ツールの ファイルシステム タブは、グラフィカルユーザーインターフェースでファイルシステムおよびディスク領域の使用量を表示します。
コマンドラインから System Monitor ツールを起動するには、シェルプロンプトで gnome-system-monitor と入力します。この結果、System Monitor ツールが表示されます。また、GNOME デスクトップで Super キーを押してアクティビティーの概要を入力する場合は、System Monitor と入力し、Enter を押します。この結果、System Monitor ツールが表示されます。Super キーはキーボードまたはその他のハードウェアに応じて様々なキーで表示されますが、多くの場合、Windows または Command キーとして通常は Spacebar の左側に表示されます。
File Systems (ファイルシステム) タブをクリックしてファイルシステムの一覧を表示します。
システムモニター — ファイルシステム

図20.3 システムモニター — ファイルシステム

一覧表示された各ファイルシステムについて システムモニター ツールが表示するのは次のとおりです。ソースデバイス (Device)、マウントポイント先 (Directory)、ファイルシステムのタイプ (Type)、さらにはそのサイズ (Total)、利用可能な領域 (Available)、使用領域 (Used) です。