18.2. NTP Strata (階層)

NTP サーバーは、時間信号のソースとなる原子時計からの同期距離によって分類されます。サーバーは、上は 1 から下は 15 までの stratum (階層) に分類されていると考えられます。このため、特定の層に言及する際は、stratum という言葉が使用されます。原子時計はソースであることから Stratum 0 と呼ばれます。ただし、Stratum 0 パケットがインターネット上で送信されるはなく、stratum 0 原子時計すべては stratum 1 と呼ばれるサーバーに接続されています。これらのサーバーは、Stratum 1 とマークされているパケットを送信します。stratum n のマークがついているパケットで同期されるサーバーは、その次に下位の stratum に所属し、パケットを stratum n+1 とマークします。同一 stratum のサーバーは相互にパケットを交換できますが、これらは同期の最も良い参照先となる stratum の一階層下の stratum に所属するように指定されます。Stratum 16 という名称は、サーバーが現在信頼できるタイムソースと同期していないことを意味します。
デフォルトでは、NTP クライアントはそれよりも下位の stratum にあるシステムのサーバーとして機能することに注意してください。
以下は NTP Strata (階層) のまとめになります。
Stratum 0:
原子時計と無線および GPS による信号送信
  • GPS (全地球測位システム)
  • 携帯電話システム
  • 低周波無線送信 WWVB (米国コロラド州)、JJY-40 および JJY-60 (日本)、DCF77 (ドイツ)、および MSF (英国)
これらの信号は専用デバイスで受信可能で、通常は RS-232 で組織全体またはサイト全体のタイムサーバーとして使用されるシステムに接続されます。
Stratum 1:
電波時計、GPS 時計、または原子時計に接続しているコンピューター
Stratum 2:
stratum 1 から読み取り、下位の strata に提供
Stratum 3:
stratum 2 から読み取り、下位の strata に提供
Stratum n+1:
stratum n から読み取り、下位の strata に提供
Stratum 15:
stratum 14 から読み取り、これが最下位の stratum になります。
このプロセスは有効な最下位の Stratum 15 まで続きます。Stratum 16 というラベルは、非同期状態を示します。