第8章 Red Hat Support Tool を使用したサポートへのアクセス

redhat-support-tool パッケージの Red Hat Support Tool はインタラクティブシェルおよび単一実行プログラムとして機能します。SSH または任意のターミナルで実行できます。また、コマンドラインから Red Hat ナレッジベースを検索したり、コマンドラインでソリューションを直接コピーしたり、サポートケースを作成または更新したり、分析のために Red Hat にファイルを送信したりできます。

8.1. Red Hat Support Tool のインストール

Red Hat Support Tool はデフォルトで Red Hat Enterprise Linux にインストールされます。必要な場合は、確実にインストールするために root で以下のコマンドを入力します。

~]# yum install redhat-support-tool

8.2. コマンドラインを使用した Red Hat Support Tool の登録

コマンドラインを使用して Red Hat Support Tool をカスタマーポータルに登録するには、以下のコマンドを実行します。

~]# redhat-support-tool config user username

username は、Red Hat カスタマーポータルアカウントのユーザー名に置き換えます。

~]# redhat-support-tool config password
Please enter the password for username:

8.3. インタラクティブシェルモードでの Red Hat Support Tool の使用

インタラクティブモードでツールを起動するには、以下のコマンドを入力します。

~]$ redhat-support-tool
Welcome to the Red Hat Support Tool.
Command (? for help):

ツールは、非特権ユーザーまたは root で実行できます。非特権ユーザーの場合は使用できるコマンドが少なくなります、

? 文字を入力するとコマンドの一覧を表示できます。プログラムまたはメニューの選択は、q または e の文字を入力して終了できます。ナレッジベースまたはサポートケースを初めて検索する場合は、Red Hat カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。また、インタラクティブモードで Red Hat カスタマーポータルアカウントのユーザー名とパスワードを設定し、オプションで設定ファイルに保存することもできます。

8.4. Red Hat Support Tool の設定

インタラクティブモードの場合は、コマンド config --help を入力して設定オプションの一覧を表示できます。

~]# redhat-support-tool
Welcome to the Red Hat Support Tool.
Command (? for help): config --help

Usage: config [options] config.option <new option value>

Use the 'config' command to set or get configuration file values.
Options:
 -h, --help  show this help message and exit
 -g, --global Save configuration option in /etc/redhat-support-tool.conf.
 -u, --unset  Unset configuration option.

The configuration file options which can be set are:
 user   : The Red Hat Customer Portal user.
 password : The Red Hat Customer Portal password.
 debug   : CRITICAL, ERROR, WARNING, INFO, or DEBUG
 url    : The support services URL. Default=https://api.access.redhat.com
 proxy_url : A proxy server URL.
 proxy_user: A proxy server user.
 proxy_password: A password for the proxy server user.
 ssl_ca  : Path to certificate authorities to trust during communication.
 kern_debug_dir: Path to the directory where kernel debug symbols should be downloaded and cached. Default=/var/lib/redhat-support-tool/debugkernels

Examples:
- config user
- config user my-rhn-username
- config --unset user

インタラクティブモードでの Red Hat Support Tool の登録

インタラクティブモードを使用して Red Hat Support Tool をカスタマーポータルに登録するには、以下のコマンドを実行します。

  1. 以下のコマンドを入力してツールを起動します。

    ~]# redhat-support-tool
  2. Red Hat カスタマーポータルのユーザー名を入力します。

    Command (? for help): config user username

    ユーザー名をグローバル設定ファイルに保存するには、-g オプションを追加します。

  3. Red Hat カスタマーポータルのパスワードを入力します。

    Command (? for help): config password
    Please enter the password for username:

8.4.1. 設定ファイルへの設定の保存

Red Hat Support Tool は、(他の方法が設定されていない場合に) ~/.redhat-support-tool/redhat-support-tool.conf 設定ファイルを使用して現在のユーザーのホームディレクトリーに値とオプションをローカルで保存します。必要に応じて、パスワードをこのファイルに保存することが推奨されます。この場合、パスワードは特定のユーザーのみが確認できます。ツールが起動すると、グローバル設定ファイル /etc/redhat-support-tool.conf とローカル設定ファイルから値が読み取られます。ローカルに保存された値とオプションは、グローバルに保存された設定よりも優先されます。

警告

パスワードは base64 エンコードされ簡単にデコードできるため、グローバル /etc/redhat-support-tool.conf 設定ファイルにパスワードを保存することは推奨され ません。また、ファイルは誰でも読み取り可能です。

値とオプションをグローバル設定ファイルに保存するには、以下のように -g, --global オプションを追加します。

Command (? for help): config setting -g value
注記

-g, --global オプションを使用して設定をグローバルで保存できるようにするには、Red Hat Support Toolroot で実行する必要があります。これは、通常のユーザーには /etc/redhat-support-tool.conf への書き込みに必要なパーミッションがないためです。

値またはオプションをローカル設定ファイルから削除するには、以下のように -u, --unset オプションを追加します。

Command (? for help): config setting -u value

これにより、ツールからパラメーターが削除および設定解除され、(利用可能な場合は) グローバル設定ファイルにある同等の設定が使用されます。

注記

非特権ユーザーとして実行している場合は、グローバル設定ファイルに保存される値は -u, --unset オプションで削除できません。しかし、-g, --global オプションと -u, --unset オプションを同時に使用して、ツールの現在の実行中のインスタンスから、設定を解除することができます。root で実行している場合は、-u, --unset オプションと -g, --global オプションを同時に使用してグローバル設定ファイルから値とオプションを削除できます。

8.5. インタラクティブモードでのサポートケースの作成および更新

インタラクティブモードでの新しいサポートケースの作成

インタラクティブモードで新しいサポートケースを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のコマンドを入力してツールを起動します。

    ~]# redhat-support-tool
  2. opencase コマンドを入力します。

    Command (? for help): opencase
  3. 画面に表示されたプロンプトに従って製品とバージョンを選択します。
  4. ケースの要約を入力します。
  5. ケースの説明を入力し、完了したら空の行で Ctrl+D を押します。
  6. ケースの重大度を選択します。
  7. オプションで、サポートケースを作成する前に、この問題のソリューションが存在するかどうかを確認することを選択します。
  8. サポートケースを作成することを確定します。

    Support case 0123456789 has successfully been opened
  9. オプションで、SOS レポートを添付することを選択します。
  10. オプションで、ファイルを添付することを選択します。

インタラクティブモードでの既存のサポートケースの表示および更新

インタラクティブモードで既存のサポートケースを表示および更新するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のコマンドを入力してツールを起動します。

    ~]# redhat-support-tool
  2. getcase コマンドを入力します。

    Command (? for help): getcase case-number

    case-number は、表示および更新するケースの番号です。

  3. 画面に表示されたプロンプトに従ってケースを表示し、コメントを変更または追加して、添付ファイルを取得または追加します。

インタラクティブモードでの既存のサポートケースの変更

インタラクティブモードで既存のサポートケースの属性を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のコマンドを入力してツールを起動します。

    ~]# redhat-support-tool
  2. modifycase コマンドを入力します。

    Command (? for help): modifycase case-number

    case-number は、表示および更新するケースの番号です。

  3. 変更の選択リストが表示されます。

    Type the number of the attribute to modify or 'e' to return to the previous menu.
     1 Modify Type
     2 Modify Severity
     3 Modify Status
     4 Modify Alternative-ID
     5 Modify Product
     6 Modify Version
    End of options.

    画面に表示されたプロンプトに従って 1 つまたは複数のオプションを変更します。

  4. たとえば、ステータスを変更する場合は、3 と入力します。

    Selection: 3
     1  Waiting on Customer
     2  Waiting on Red Hat
     3  Closed
    Please select a status (or 'q' to exit):

8.6. コマンドラインでのサポートケースの表示

コマンドラインでケースの内容を表示すると、コマンドラインからソリューションを素早く簡単に適用できます。

コマンドラインで既存のサポートケースを表示するには、以下のようにコマンドを入力します。

~]# redhat-support-tool getcase case-number

case-number は、ダウンロードするケースの番号です。

8.7. 関連資料

Red Hat ナレッジベースの記事 Red Hat Support Tool には、追加情報、例、および動画チュートリアルが含まれます。


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