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9.2.3.8. モジュールとバックエンドの読み込み

動的に読み込まれたモジュールを使用して slapd サービスを強化できます。これらのモジュールのサポートは、slapd を設定する際に --enable-modules オプションを使用して有効にする必要があります。モジュールは、拡張子が .la のファイルに保存されます。
module_name.la
LDAP 要求に対応して、バックエンド がデータを保存または取得します。バックエンドは、静的に slapd にコンパイルするか、モジュールサポートが有効になっている場合は、動的に読み込むことができます。後者の場合は、以下の命名規則が適用されます。
back_backend_name.la
モジュールまたはバックエンドを読み込むには、/etc/openldap/slapd.d/ に以下のディレクティブを使用します。
olcModuleLoad
olcModuleLoad ディレクティブは、読み込むモジュール (動的に読み込み可能) を指定します。以下の形式を取ります。
olcModuleLoad: module
ここで、module は、読み込むモジュールまたはバックエンドを含むファイルを表します。