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10.3.2. タイムスタンプファイルの削除
PAM タイムスタンプがアクティブなコンソールを利用する前に、タイムスタンプファイルを破棄することが推奨されます。グラフィカル環境でこれを行うには、パネルの認証アイコンをクリックします。これにより、ダイアログボックスが開きます。Forget Authorization ボタンをクリックして、アクティブなタイムスタンプファイルを破棄します。
図10.2 認証ダイアログを閉じる

[D]
PAM タイムスタンプファイルには、以下の重要な特徴があります。
- ssh を使用してシステムにリモートでログインしている場合は、/sbin/pam_timestamp_check -k root コマンドを使用してタイムスタンプファイルを破棄します。
- 特権アプリケーションが起動されたものと同じターミナルウィンドウから /sbin/pam_timestamp_check -k root コマンドを実行します。
pam_timestamp.so
モジュールを最初に起動したログイン済みユーザーは、/sbin/pam_timestamp_check -k コマンドを実行するユーザーである必要があります。このコマンドは、root で実行しないでください。- アイコン上の Forget Authorization アクションを使用せずにデスクトップで認証情報を強制終了するには、/sbin/pam_timestamp_check コマンドを使用します。
/sbin/pam_timestamp_check -k root </dev/null >/dev/null 2>/dev/null
他の方法は、コマンドが実行される PTY から認証情報を削除するだけです。
pam_timestamp_check を使用したタイムスタンプファイルの破棄の詳細は、
pam_timestamp_check
の man ページを参照してください。