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7.3.4. SSSD のプロキシープロバイダーの設定

前提条件

  • SSSD をインストールします。
    # yum install sssd

プロキシードメインを検出するように SSSD を設定

  1. /etc/sssd/sssd.conf ファイルを開きます。
  2. プロキシープロバイダーの [domain] セクションを作成します。
    [domain/proxy_name]
  3. 認証プロバイダーを指定するには、以下を実行します。
    1. auth_provider オプションを proxy に設定します。
    2. proxy_pam_target オプションを使用して、認証プロキシーとして PAM サービスを指定します。
    以下に例を示します。
    [domain/proxy_name]
    auth_provider = proxy
    proxy_pam_target = sssdpamproxy
    重要
    プロキシー PAM スタックに pam_sss.so が再帰的に追加 されない ようにします。
  4. アイデンティティープロバイダーを指定するには、以下を実行します。
    1. id_provider オプションを proxy に設定します。
    2. NSS ライブラリーをアイデンティティープロキシーとして指定するには、proxy_lib_name オプションを使用します。
    以下に例を示します。
    [domain/proxy_name]
    id_provider = proxy
    proxy_lib_name = nis
  5. [sssd] セクションの domains オプションに新しいドメインを追加します。このオプションは、SSSD がクエリーするドメインを一覧表示します。以下に例を示します。
    domains = proxy_name, domain2

関連情報

上記の手順では、プロキシープロバイダーの基本オプションを説明します。詳細は sssd.conf(5) の man ページを参照してください。これは、すべてのタイプのドメインや他のプロキシー関連のオプションで利用可能なグローバルオプションを説明します。