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4.2.2.2. コマンドラインでのパスワードの複雑性の設定

コメント行でパスワードの複雑性を定義する場合、要件の設定には 2 つの部分があります。1 つ目は、パスワードの作成方法に関する要件を設定することです。パスワードの長さ、文字を繰り返すことができるか、使用する必要がある文字の種類です。
  • 最小長 (--passminlen)。
  • 使用する必要のあるさまざまなタイプの文字の最小数 (--passminclass)。
  • 文字が連続して繰り返すことができる回数 (--passmaxrepeat)。このパラメーターをゼロに設定すると、繰り返し制限がなくなります。
  • (数字など) 同じタイプの文字が 1 行で使用できる回数 (--passmaxclassrepeat)。このパラメーターをゼロに設定すると、繰り返し制限がなくなります。
もう 1 つは、パスワードに使用できるタイプまたは文字クラスを定義します。すべての文字タイプは暗黙的に許可されます。--enablereqType オプションを使用すると、指定したクラスが絶対に必要であるか、パスワードが拒否されます。(逆に、型を明示的に拒否することもできます))
  • 大文字 (--enablerequpper)
  • 小文字 (--enablereqlower)
  • 番号 (--enablereqdigit)
  • 特殊文字 (--enablereqother)
たとえば、これは 9 文字の最小長を設定し、文字またはクラスを 2 回以上繰り返すことを許可せず、大文字と特殊文字の両方を必要とします。
[root@server ~]# authconfig --passminlen=9 --passminclass=3 --passmaxrepeat=2 -passmaxclassrepeat=2 --enablerequpper --enablereqother --update