Red Hat Training
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第5章 authconfig を使用したキックスタートファイルおよび設定ファイルの管理
--update
オプションは、設定の変更ですべての設定ファイルを更新します。いくつかの代替オプションがあり、動作が若干異なります。
--kickstart
は、更新された設定をキックスタートファイルに書き込みます。--test
は変更と共に完全な設定を表示しますが、設定ファイルは編集しません。
さらに、
authconfig
を使用して以前の設定をバックアップおよび復元できます。すべてのアーカイブは /var/lib/authconfig/
ディレクトリーの一意のサブディレクトリーに保存されます。たとえば、--savebackup
オプションは、バックアップディレクトリーを 2011-07-01 として指定します。
[root@server ~]# authconfig --savebackup=2011-07-01
これにより、
/var/lib/authconfig/backup-2011-07-01
ディレクトリーの下にあるすべての認証設定ファイルのバックアップが作成されます。
保存したバックアップは、
--restorebackup
オプションを使用して設定を復元し、手動で保存した設定の名前を指定します。
[root@server ~]# authconfig --restorebackup=2011-07-01
また、authconfig は、 (
--update
オプションを使用して) 変更を適用する前に設定のバックアップを作成します。設定は、--restorelastbackup
オプションを使用して完全バックアップを指定することなく、最新の自動バックアップから復元できます。