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30.4.3. VDO ボリュームの削除
VDO ボリュームは、次のコマンドを実行するとシステムから削除できます。
#
vdo remove --name=my_vdo
VDO ボリュームを削除する前に、ファイルシステムのマウントを解除し、ストレージを使用しているアプリケーションを停止します。vdo remove コマンドは、VDO ボリュームと、それに関連する UDS インデックス、ならびにそれらが存在する論理ボリュームを削除します。
30.4.3.1. 作成に失敗したボリュームの削除
vdo
ユーティリティーが VDO ボリュームを作成しているときに障害が発生すると、ボリュームは中間状態のままになります。これは、たとえば、システムがクラッシュしたり、電源に障害が発生したり、管理者が実行中の vdo create コマンドを中断したりした場合に発生する可能性があります。
この状況からクリーンアップするには、
--force
オプションを使用して、作成に失敗したボリュームを削除します。
#
vdo remove --force --name=my_vdo
ボリュームの作成に失敗して、管理者がシステム設定を変更して競合を発生させたため、
--force
オプションが必要となります。--force
オプションを指定しないと、vdo remove コマンドが失敗して、以下のメッセージが表示されます。
[...] A previous operation failed. Recovery from the failure either failed or was interrupted. Add '--force' to 'remove' to perform the following cleanup. Steps to clean up VDO my_vdo: umount -f /dev/mapper/my_vdo udevadm settle dmsetup remove my_vdo vdo: ERROR - VDO volume my_vdo previous operation (create) is incomplete