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30.4.6. システム起動時に VDO ボリュームを自動的に起動する
システムの起動時に、
vdo
systemd ユニットは、アクティブ化済み として設定されているすべての VDO デバイスを自動的に起動します。
特定のボリュームが自動的に起動しないようにするには、以下のいずれかのコマンドを実行してそのボリュームを非アクティブ化します。
- 特定のボリュームを無効にするには、以下のコマンドを実行します。
#
vdo deactivate --name=my_vdo - すべてのボリュームを無効にするには、以下のコマンドを実行します。
#
vdo deactivate --all
ボリュームをアクティブにするには、以下のいずれかのコマンドを実行します。
- 特定のボリュームを有効にするには、以下のコマンドを実行します。
#
vdo activate --name=my_vdo - すべてのボリュームを有効にするには、以下のコマンドを実行します。
#
vdo activate --all
vdo create に
--activate=disabled
オプションを追加して、自動的に起動しない VDO ボリュームを作成することもできます。
VDO ボリュームの上や下に LVM ボリュームを置くシステム (図30.5「重複排除された統合ストレージ」 など) では、サービスを適切な順序で起動することが重要です。
- LVM の下位層を最初に起動する必要があります (ほとんどのシステムでは、LVM2 パッケージのインストール時に、この層の起動が自動的に設定されます)。
- その後、
vdo
systemd ユニットを起動する必要があります。 - 最後に、現在実行している VDO ボリュームに、LVM ボリュームやその他のサービスを起動するために、追加のスクリプトを実行する必要があります。