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8.3.2. autofs の設定

自動マウント機能の主要設定ファイルは /etc/auto.master であり、マスターマップとも呼ばれます。マスターマップは、「バージョン 4 と比較した autofs バージョン 5 の改善点」 で説明されているとおり変更できます。マスターマップには、システム上の autofs 制御のマウントポイントと、それに対応する設定ファイルまたは自動マウントマップと呼ばれるネットワークソースが一覧表示されます。マスターマップの形式は次のとおりです。
mount-point map-name options
この形式で使用されている変数を以下に示します。
mount-point
autofs マウントポイント (例: /home)
map-name
マウントポイントの一覧とマウントポイントがマウントされるファイルシステムの場所が記載されているマップソース名です。
options
指定されている場合は、それ自体にオプションが指定されていない場合に限り、指定されたマップのすべてのエントリーに適用されます。この動作は、オプションが累積されていた autofs バージョン 4 とは異なります。混合環境の互換性を実装させるため変更が加えられています。

例8.3 /etc/auto.master ファイル

以下に /etc/auto.master ファイル内にある行の一例を示します (cat /etc/auto.master で表示)。
/home /etc/auto.misc
マップの一般的な形式はそのマスターマップと同じですが、マスターマップではエントリーの末尾に表示されるオプション (options) がマウントポイント (mount-point) と場所 (location) の間に表示されます。
mount-point   [options]   location
この形式で使用されている変数を以下に示します。
mount-point
これは autofs マウントポイントを参照します。これは 1 つのインダイレクトマウント用の 1 つのディレクトリー名にすることも、複数のダイレクトマウント用のマウントポイントの完全パスにすることもできます。ダイレクトマップとインダイレクトマップの各エントリーキー (mount-point) の後に空白で区切られたオフセットディレクトリー (/ で始まるサブディレクトリー名) が記載されます。これがマルチマウントエントリーと呼ばれるものです。
options
指定した場合は、これらは、独自のオプションを指定しないマップエントリーのマウントオプションになります。
location
ローカルファイルシステムのパス (Sun マップ形式のエスケープ文字 ":" が先頭に付き、マップ名が / で始まります)、NFS ファイルシステム、他の有効なファイルシステムの場所などのファイルシステムの場所を参照します。
以下は、マップファイルのコンテンツの例になります (例: /etc/auto.misc)。
payroll -fstype=nfs personnel:/dev/hda3
sales -fstype=ext3 :/dev/hda4
マップファイルの最初の列は、autofs マウントポイント (personnel と呼ばれるサーバーの salespayroll) を示します。2 番目のコラムは autofs マウントのオプションを示し、3 番目のコラムはマウントのソースを示しています。任意の設定に基づき、autofs マウントポイントは、/home/payroll/home/sales になります。-fstype= オプションは省略されることが多く、通常は正しい操作には必要ありません。
ディレクトリーが存在しない場合、自動マウント機能はディレクトリーを作成します。ディレクトリーが存在している状況で自動マウント機能が起動した場合は、自動マウント機能の終了時にディレクトリーが削除されることはありません。
自動マウントデーモンを起動するには、以下のコマンドを使用します。
# systemctl start autofs
自動マウントデーモンを再起動するには、以下のコマンドを使用します。
# systemctl restart autofs
所定の設定を使用して、プロセスが /home/payroll/2006/July.sxc などのアンマウントされている autofs ディレクトリーへのアクセスを必要とする場合、自動マウントデーモンは、そのディレクトリーを自動的にマウントします。タイムアウトを指定した場合は、タイムアウト期間中ディレクトリーにアクセスしないと、ディレクトリーが自動的にアンマウントされます。
自動マウントデーモンのステータスを表示するには、以下のコマンドを使用します。
# systemctl status autofs