Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

25.19.3. iSCSI ルート

iSCSI ディスクから直接 root パーティションにアクセスする場合は、iSCSI レイヤーがパス/セッションの再確立を試行する機会が数回あるように、iSCSI タイマーを設定する必要があります。さらに、コマンドを SCSI レイヤーにすばやく再キューイングしないでください。これは、dm-multipath の実装時に行うべき処理とは逆のものになります。
まず、NOP-Outs を無効にする必要があります。これを行うには、NOP-Out の間隔とタイムアウトの両方をゼロに設定します。これを設定するには、/etc/iscsi/iscsid.conf を開いて、以下のように変更します。
node.conn[0].timeo.noop_out_interval = 0
node.conn[0].timeo.noop_out_timeout = 0
これに合わせて、replacement_timeout を高い数値に設定する必要があります。これにより、パスやセッションが再確立されるのをシステムが長い間待機するようになります。replacement_timeout を調整するには、/etc/iscsi/iscsid.conf を開き、以下の行を編集します。
node.session.timeo.replacement_timeout = replacement_timeout
/etc/iscsi/iscsid.conf を設定したら、影響を受けるストレージの再検出を実行する必要があります。これにより、システムが /etc/iscsi/iscsid.conf の新しい値を読み込み、使用できます。iSCSI デバイスの検出方法に関する詳細は、「iSCSI 相互接続のスキャン」 を参照してください。

特定セッションのタイムアウトの設定

また、特定のセッションのタイムアウトを設定して、(/etc/iscsi/iscsid.conf を使用する代わりに) タイムアウトを非永続化させることもできます。これを行うには、次のコマンドを実行します (必要に応じて変数を置き換えます)。
# iscsiadm -m node -T target_name -p target_IP:port -o update -n node.session.timeo.replacement_timeout -v $timeout_value
重要な影響
ここで説明する設定は、root パーティションアクセスを含む iSCSI セッション用として推奨されます。他のタイプのストレージへのアクセスを含む iSCSI セッション (つまり、dm-multipath を使用するシステム) の場合は、dm-multipath での iSCSI 設定」 を参照してください。