第16章 ファイル転送プロトコル

ファイル転送プロトコル (FTP) は、今日インターネット上で見られる最も古く、一般的に使用されているプロトコルです。その目的は、ユーザーがリモートホストに直接ログインしたり、リモートシステムの使用法についての知識がなくとも、ネットワーク上のコンピューターホスト間で確実にファイルを転送することです。これによりユーザーは、標準の簡単なコマンドセットを使用してリモートシステム上のファイルにアクセスすることができます。
Very Secure FTP Daemon (vsftpd) は、高速で安定性があり、また重要な点として安全性を確保するため、土台から設計されています。多数の接続を効率的かつ安全に処理できる能力があることから、vsftpd は Red Hat Enterprise Linux に同梱されている唯一のスタンドアロン FTP となります。
Red Hat Enterprise Linux では、Very Secure FTP デーモンは vsftpd パッケージで提供されます。以下のコマンドを実行して vsftpd がインストールされているかを確認します。
~]$ rpm -q vsftpd
package vsftpd is not installed
FTP サーバーを利用する必要があり、vsftpd パッケージがインストールされていない場合は、root で yum ユーティリティーを使用してインストールします。
~]# yum install vsftpd

16.1. タイプ

高度なプロセス分離を提供するために SELinux のターゲットポリシーで使用されるメインのパーミッション制御方法が、Type Enforcement (タイプの強制) になります。すべてのファイルおよびプロセスにタイプのラベルが付けられます。タイプはプロセスの SELinux ドメインを定義し、ファイルの SELinux タイプを定義します。SELinux ポリシールールは、ドメインがタイプにアクセスする場合でも、ドメインが別のドメインにアクセスする場合でも、タイプ同士がアクセスする方法を定義します。アクセスを許可する特定の SELinux ポリシールールが存在する場合にのみ、アクセスは許可されます。
デフォルトでは、匿名ユーザーは FTP を使ってログインすると /var/ftp/ ディレクトリー内のファイルへの読み取りアクセスが与えられます。このディレクトリーには public_content_t タイプのラベルが付いているため、/etc/vsftpd/vsftpd.conf で書き込みアクセスが設定されていても、許可されるのは読み取り専用アクセスのみになります。public_content_t タイプには、Apache HTTP Server、Samba、NFS など他のサービスがアクセス可能です。
FTP 経由でファイルを共有する場合は、以下のいずれかのタイプを使用します。
public_content_t
ユーザーが作成したファイルやディレクトリーを vsftpd 経由の読み取り専用で共有する場合に、public_content_t タイプのラベルを付けます。このタイプのラベルが付いているファイルには、Apache HTTP Server、Samba、NFS など、他のサービスからもアクセスすることができます。public_content_t タイプのラベルが付いたファイルへの書き込みは、Linux パーミッションで書き込みが許可されていてもできません。書き込みアクセスが必要な場合は、public_content_rw_t タイプを使用してください。
public_content_rw_t
ユーザーが作成したファイルやディレクトリーを vsftpd 経由の読み取りおよび書き込みのパーミッションで共有する場合に、public_content_rw_t タイプのラベルを付けます。このタイプのラベルが付いているファイルには、Apache HTTP Server、Samba、NFS など、他のサービスからもアクセスすることができます。このタイプのラベルが付いたファイルに書き込みを行う場合は、まず最初に各サービスのブール値を有効にしておく必要がある点に注意してください。

このページには機械翻訳が使用されている場合があります (詳細はこちら)。