Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
4.7.5. メッセージダイジェストの生成
dgst コマンドは、提供された 1 つまたは複数のファイルのメッセージダイジェストを 16 進数形式で生成します。また、このコマンドは、デジタル署名や検証にも使用することができます。message digest コマンドの形式は次のとおりです。
openssl dgst algorithm-out
filename-sign
private-key
ここで、algorithm は、
md5|md4|md2|sha1|sha|mdc2|ripemd160|dss1
のいずれかになります。執筆時点では、SHA1 アルゴリズムが推奨されます。DSA を使った署名や検証が必要な場合は、-rand
オプションで指定したランダムデータを含むファイルと一緒に dss1
オプションを使用する必要があります。
sha1 アルゴリズムを使用してデフォルトの Hex 形式でメッセージダイジェストを生成するには、次のコマンドを実行します。
~]$ openssl dgst sha1 -out
digest-file
秘密鍵 privekey.pem を使用してダイジェストに電子署名を行うには、以下のコマンドを実行します。
~]$ openssl dgst sha1 -out
digest-file -sign
privkey.pem
詳細は、man dgst(1) を参照してください。