Red Hat Enterprise Linux 7 では、HPの Dynamic Power Capping (DPC) や Intel Node Manager (NM) テクノロジーなど、最近のハードウェアに見られるパワーキャッピング (電力制限) 機能を利用しています。パワーキャッピングにより、管理者はサーバーによる電力消費の上限を設定できるだけでなく、より効率的にデータセンターを計画できます。その理由は、既存の電力供給装置に過負荷をかけるリスクが大幅に減少するためです。また、管理者はさらに多くのサーバー群を同じ物理フットプリント (physical footprint) に配置でき、サーバーの電力消費が制限されると、確実に高負荷時に電力需要が利用可能な電力を超えないようにします。
HP Dynamic Power Capping
Dynamic Power Capping は、選ばれた ProLiant と BladeSystem のサーバーで利用できる機能であり、システム管理者が 1 つのサーバー、あるいはサーバーのグループの電力消費量を制限できるようにします。キャップとは、現時点の作業負荷に関係なく、サーバーが超過しない確実な上限のことです。キャップには、サーバーがその消費電力の上限に到達するまでは何の効果もありません。到達した時点で、管理プロセッサーは CPU P状態 とクロックスロットル (clock throttling) を調節して消費電力を制限します。
Dynamic Power Capping は、オペレーティングシステムから独立して CPU の動作を個別に修正しますが、HP の integrated Lights-Out 2 (iLO2) ファームウェアにより、オペレーティングシステムは管理プロセッサーにアクセスでき、その結果ユーザースペースのアプリケーションは管理プロセッサーにクエリできます。Red Hat Enterprise Linux 7 で使用されているカーネルには HP iLO と iLO2 の ファームウェア用のドライバーが含まれており、プログラムが /dev/hpilo/dXccbN で管理プロセッサーにクエリできるようにします。カーネルには、パワーキャッピング機能をサポートするための hwmon sysfs インターフェースの拡張と、sysfs インターフェースを使用する ACPI 4.0 パワーメーター用の hwmon ドライバーが含まれています。これらの機能が一緒になって、オペレーティングシステムとユーザースペースのツールがパワーキャップ用に設定された値とシステムの現在の電力消費量を読み込めるようになります。
Intel Node Manager
Intel Node Manager は、CPU パフォーマンス、ひいては電力消費量を制限するためにプロセッサーの P 状態と T 状態を使用して、システムにパワーキャップをかけます。電源管理ポリシーを設定することにより、管理者は、例えば夜間や週末などのシステムの負荷が低い時に電力消費が低くなるよう設定することができます。
Intel Node Manager は、標準の 電力制御インタフェース (Advanced Configuration and Power Interface) を通じて、OSPM オペレーティングシステム向け構成および電力管理 (Operating System-directed configuration and Power Management) を使用することで CPU のパフォーマンスを調整します。Intel Node Manager が OSPM ドライバーに T 状態への変更を通知すると、そのドライバーは P 状態に対応する変更を加えます。同様に Intel Node Manager が OSPM ドライバーに P 状態への変更を通知すると、ドライバーはそれに応じて T 状態を変更します。こうした変更は自動的に発生し、オペレーティングシステムの介入を必要としません。管理者は Intel Data Center Manager (DCM) ソフトウェアを使用して Intel Node Manager の設定と監視を行います。
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