Red Hat Training

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9.3.2. ハードウェアバッファーの設定

多数のパケットがハードウェアバッファーによってドロップされる場合は、潜在的なソリューションが多数あります。
入力トラフィックの速度が遅い
キューを満たす速度を下げるには、受信トラフィックのフィルター、参加するマルチキャストグループ数の削減、またはブロードキャストトラフィック量の削減を行います。受信トラフィックのフィルター方法に関する詳細は『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』を参照してください。マルチキャストグループの詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 のクラスタリング関連のドキュメントを参照してください。ブロードキャストのトラフィックの詳細は『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』または設定するデバイスに関するドキュメントを参照してください。
ハードウェアバッファーキューのサイズ
キューのサイズを大きくすることでドロップされてしまうパケット数を減らしオーバーフローを防ぎます。ethtool コマンドでネットワークデバイスの rx/tx パラメーターを修正します。
# ethtool --set-ring devname value
キューのドレイン (解放) レートの変更
デバイス加重はデバイスで一度 (スケジュールされているプロセッサーのアクセス 1 回) に受信できるパケット数を参照します。dev_weight パラメーターで管理されているデバイス加重を増やすことでキューが排出される割合を増加させることができます。一時的に変更する場合は /proc/sys/net/core/dev_weight ファイルの内容を編集します。永続的に変更する場合は procps-ng パッケージで提供される sysctl を使って変更します。
キューのドレインレートの変更は、通常、ネットワークのパフォーマンス低下を軽減する最も簡単な方法です。ただし、デバイスが一度に受信できるパケット数を増やすと、追加のプロセッサー時間が使用され、他のプロセスがスケジュールできません。そのため、パフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。