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8.13.9. BPF ベースの Tx ポートセレクターの設定

負荷分散および LACP ランナーは、パケットのハッシュを使ってネットワークトラフィックのフローを分類します。ハッシュの計算メカニズムは、Berkeley Packet Filter (BPF) コードに基づいています。BPF コードは、送信パケットのポリシー判断の作成ではなく、ハッシュ生成のために使用されます。ハッシュの長さは 8 ビットで、256 バリアントになります。つまり、多くの異なる ソケットバッファー (SKB) は同じハッシュを持つことが可能で、このため同一リンクでトラフィックを渡すことになります。短いハッシュを使うと、複数のリンクに負荷を分散する目的でトラフィックを異なるストリームにすばやく分類できます。静的モードでは、トラフィックをどのポートに送信するかを判断するためだけにハッシュが使用されます。アクティブモードでは、ランナーは継続的にハッシュを異なるポートに割り当て、完全な負荷分散を試みます。
パケット Tx ハッシュの計算には、以下の断片化されたタイプまたは文字列が使用できます。
  • eth: ソースおよび宛先の MAC アドレスを使用します。
  • VLAN: VLAN ID を使用します。
  • IPv4: ソースと宛先の IPv4 アドレスを使用します。
  • IPv6: ソースおよび宛先 IPv6 アドレスを使用します。
  • ip: ソースおよび宛先 IPv4 および IPv 6 アドレスを使用します。
  • L3: ソースおよび宛先の IPv4IPv6 アドレスを使用します。
  • TCP: ソースおよび宛先の TCP ポートを使用します。
  • UDP: ソースおよび宛先の UDP ポートを使用します。
  • SCTP: ソースおよび宛先の SCTP ポートを使用します。
  • L4: ソースおよび宛先 TCP および UDP ポートおよび SCTP ポートを使用します。
これらの文字列は、負荷分散ランナーに行を追加することによって使用できます。
"tx_hash": ["eth", "ipv4", "ipv6"]
例は「負荷分散ランナーの設定」を参照してください。