Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

15.2.3.4.2. 逆引き名前解決ゾーンファイル

逆引き名前解決ゾーンファイルは、特定のネームスペース内の IP アドレスを完全修飾型ドメイン名 (FQDN) に変換するために使用されます。これは標準のゾーンファイルに非常に似ていますが、例15.16「逆引き名前解決ゾーンファイル」にあるように IP アドレスを完全修飾型ドメイン名にリンクするために PTR リソースレコードが使われている点が異なります。

例15.16 逆引き名前解決ゾーンファイル

$ORIGIN 1.0.10.in-addr.arpa.
$TTL 86400
@  IN  SOA  dns1.example.com.  hostmaster.example.com. (
       2001062501  ; serial
       21600       ; refresh after 6 hours
       3600        ; retry after 1 hour
       604800      ; expire after 1 week
       86400 )     ; minimum TTL of 1 day
;
@  IN  NS   dns1.example.com.
;
1  IN  PTR  dns1.example.com.
2  IN  PTR  dns2.example.com.
;
5  IN  PTR  server1.example.com.
6  IN  PTR  server2.example.com.
;
3  IN  PTR  ftp.example.com.
4  IN  PTR  ftp.example.com.
この例では、10.0.1.1 から 10.0.1.6 までの IP アドレスは、対応する完全修飾ドメイン名を指しています。
このゾーンファイルは、以下のような zone ステートメントが /etc/named.conf ファイルに追加される場合に使用されます。
zone "1.0.10.in-addr.arpa" IN {
  type master;
  file "example.com.rr.zone";
  allow-update { none; };
};
ゾーン名以外は、この例と標準の zone ステートメントにはほとんど違いがありません。逆引き名前解決ゾーンは、IP アドレスの最初の 3 つのブロックが逆になっていて、その後に .in-addr.arpa が続く必要があります。これにより、逆引き名前解決ゾーンファイルで使用される IP 番号のシングルブロックがそのゾーンと関連付けられます。