11.10. ネットワークデバイス命名におけるトラブルシューティング
root
で以下の形式のコマンドを実行します。
~]# udevadm info /sys/class/net/ifname | grep ID_NET_NAME
ここでの ifname は、以下のコマンドで一覧を表示されるインターフェースのいずれかになります。
~]$ ls /sys/class/net/
/usr/lib/udev/rules.d/60-net.rules
- from initscripts,/usr/lib/udev/rules.d/71-biosdevname.rules
- from biosdevname,/usr/lib/udev/rules.d/80-net-name-slot.rules
- fromsystemd
80-net-name-slot.rules
を /usr
から /etc
にコピーして、このファイルを適切に編集することになります。つまり、特定の順番で使用されるようにスキームをコメントアウトまたは配置します。
例11.1 カーネルネームスペースから命名されているインターフェース (eth[0,1,2...]) と udev が正常に名前を変更したインターフェースが混在している場合
例11.2 /var/log/messages または systemd ジャーナルで、各インターフェースの名前変更が 2 回実行されている場合
initrd
イメージを再生成していない場合は、この問題が発生する可能性があります。インターフェース名は、初期ブート時、initrd
にある間に、 (biosdevname、udev、またはカーネルコマンドライン上の dracut パラメーター経由で) 割り当てられます。そして実際の rootfs
に切り替わった後、2 回目の名前変更が行われ、60-net.rules を処理するため、udev が生成する /usr/lib/udev/rename_device
バイナリーにより新規インターフェース名が決定します。このメッセージは無視しても問題ありません。
例11.3 ifcfg ファイル内の ethX 名の命名スキームが機能しない場合
/usr/lib/udev/rules.d/60-net.rules
ファイルで提供される機能が含まれます。
- システムにネットワークインターフェースが 1 つしかない。
- Red Hat Enterprise Linux 7 ゲスト仮想マシンの virtio NIC に使われた場合。『仮想化の導入および管理ガイド』の「KVM 準仮想化 (virtio) ドライバー」および「ネットワーク設定」の章を参照してください。
例11.4 net.ifnames=0 を設定した結果 enpXxX 名に一貫性がない場合
systemd
による予測可能インターフェース命名 (net.ifnames
) および biosdevname による命名スキームの両方が無効な場合、ネットワークインターフェースは初めにカーネルにより与えられた予測が不可能で一貫性が維持できない可能性のある ethX 名を使い続けます。
systemd
による予測可能なインターフェース命名スキームまたは biosdevname による命名スキームのどちらかを使って、カーネルにより与えられた予測が不可能な ethX インターフェースを、再起動後にも一貫性が維持できる予測可能な名前に変更します。
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