Red Hat Training

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2.4.3. 新ロギングフレームワーク

Red Hat Enterprise Linux 7 では、systemd への移行の一環として、新しいロギングデーモン (journald) が導入されました。journald は、全サービスに対して以下のタイプのメッセージをキャプチャーします。

  • syslog メッセージ
  • kernel メッセージ
  • initial RAM ディスクおよび初期ブートメッセージ
  • 標準出力および標準エラー出力に送信されるメッセージ

その後、これらのメッセージはネイティブのジャーナルファイルに保存されます。ジャーナルファイルは、構造化されインデックス化されたバイナリーファイルで、有用なメタデータを含み、容易かつスピーディーに検索ができます。

ジャーナルファイルは、デフォルトでは永続的に保存されません。ログに記録されるデータ量は、利用可能な空きメモリーの量によります。メモリーもしくは /run/log/journal ディレクトリーで容量が不足すると、一番古いジャーナルファイルが削除され、ロギングを継続します。

Red Hat Enterprise Linux 7 では、rsyslogjournald が共存しています。journald が収集したデータは rsyslog に転送され、ここでさらなる処理が行われ、テキストベースのログファイルが保存されます。デフォルトでは、rsyslog は、syslog メッセージ用の標準的なジャーナルフィールドのみを保存しますが、journald で利用可能なすべてのフィールドを保存するように設定することもできます。つまり、Red Hat Enterprise Linux 7 は、依然としてrsyslog に依存するアプリケーションおよびシステム設定と互換性を保っています。

ロギングサブシステムの詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイドを参照してください。