Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

2.7.6. ネットワークプロトコル

このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux 6 と Red Hat Enterprise Linux 7 との間でなされたネットワークプロトコル変更の概要について説明しています。

2.7.6.1. Network File System (NFS)

Red Hat Enterprise Linux 7 は NFS 3、NFS 4.0 および NFS 4.1 をサポートしています。NFS 2 は Red Hat Enterprise Linux 7 ではサポート対象外となっています。

NFS 4.1 は、Parallel NFS (pNFS) のクライアントサポートを含む多くのパフォーマンスおよびセキュリティ機能強化を提供します。さらに、コールバックには別個の TCP 接続が不要となり、たとえば NAT やファイアウォールが妨害するなど NFS サーバーがクライアントにコンタクトできない場合でも NFS サーバーは委任を許可することができます。

NFS 3、NFS 4.0、NFS 4.1 がサーバー上でサポートされています。特定バージョンのサポートは、/etc/sysconfig/nfs ファイルで RPCNFSDARGS パラメーターを変更することで有効もしくは無効にできます。たとえば、RPCNFSDARGS="-N4.1 -V3" は NFS 3 のサポートを有効にし、NFS 4.1 のサポートを無効にします。詳細は、以下の man ページを参照してください。

$ man rpc.nfsd

NFS クライアントはデフォルトで NFS 4.0 を使ってマウントを試行し、マウント操作が失敗すると NFS 3 にフォールバックします。デフォルトの動作は /etc/nfsmount.conf ファイルを編集し、コマンドラインオプションを使用することで変更できます。詳細情報は、man ページを参照してください。

$ man nfs
$ man nfsmount.conf
2.7.6.1.1. Parallel NFS (pNFS)

Red Hat Enterprise Linux 7 では、Parallel NFS (pNFS) にクライアントサポートを提供しています。pNFS は、NFSのスケーラビリティを向上できます。また、パフォーマンスを向上する可能性があります。Red Hat Enterprise Linux 7 クライアントが pNFS に対応するサーバーをマウントすると、そのクライアントは、複数のサーバーから同時にデータにアクセスできるようになります。Red Hat Enterprise Linux 7 は、ファイルのレイアウトタイプをサポートします。また、オブジェクトとブロックのレイアウトタイプがテクノロジープレビューと同梱されています。このプロトコルと機能の詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』を参照してください。