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4.3.5. ボリュームグループの表示
LVM ボリュームグループのプロパティーを表示するのに使用できるコマンドは 2 つあります。vgs と vgdisplay です。
vgscan コマンドは、ボリュームグループのすべてのディスクをスキャンして LVM キャッシュファイルを再構築するほかに、ボリュームグループを表示することもできます。vgscan コマンドの詳細は、「キャッシュファイル構築のためのボリュームグループのディスクスキャン」 を参照してください。
vgs コマンドは、ボリュームグループの情報を設定可能な形式で提供し、1 ボリュームグループにつき 1 行ずつ表示します。vgs コマンドでは形式をかなり自由にカスタマイズできるため、スクリプト作成に役立ちます。vgs コマンドを使用して出力をカスタマイズする方法は、「LVM 用のカスタム報告」 を参照してください。
vgdisplay コマンドは、決められた形式でボリュームグループのプロパティー (サイズ、エクステント、物理ボリュームの数など) を表示します。以下の例は、ボリュームグループ
new_vg
に対する vgdisplay コマンドの出力を示しています。ボリュームグループを指定しないと、既存のボリュームグループがすべて表示されます。
# vgdisplay new_vg
--- Volume group ---
VG Name new_vg
System ID
Format lvm2
Metadata Areas 3
Metadata Sequence No 11
VG Access read/write
VG Status resizable
MAX LV 0
Cur LV 1
Open LV 0
Max PV 0
Cur PV 3
Act PV 3
VG Size 51.42 GB
PE Size 4.00 MB
Total PE 13164
Alloc PE / Size 13 / 52.00 MB
Free PE / Size 13151 / 51.37 GB
VG UUID jxQJ0a-ZKk0-OpMO-0118-nlwO-wwqd-fD5D32