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付録C LVM 選択基準
Red Hat Enterprise Linux リリース 7.1 では、多くの LVM レポートコマンドで
-S または --select オプションを使用してこれらのコマンドの選択基準を定義できます。Red Hat Enterprise Linux リリース 7.2 では、多くの処理コマンドでも選択基準がサポートされます。選択基準を定義できるこれら 2 つのカテゴリーのコマンドは以下のように定義されます。
- レポートコマンド — 選択基準を満たす行のみを表示します。選択基準を定義できるレポートコマンドの例には、
pvs、vgs、lvs、pvdisplay、vgdisplay、lvdisplay、lvm devtypes、dmsetup info -cなどがあります。-Sオプション以外に-o selectedオプションを指定すると、すべての行が表示され、行が選択基準に一致する場合は 1、一致しない場合は 0 を示す "selected" 列が追加されます。 - 処理コマンド — 選択基準を満たすアイテムのみを処理します。選択基準を定義できる処理コマンドの例には、
pvchange、vgchange、lvchange、vgimport、vgexport、vgremove、lvremoveなどがあります。
選択基準は、表示または処理する特定のフィールドの有効な値を定義するために比較演算子を使用する一連のステートメントです。選択されたフィールドは論理演算子とグループ演算子によって順番に結合されます。
選択基準を使用して表示するフィールドを指定する場合は、表示する選択基準に含まれるフィールドは必要ありません。出力にはさまざまなフィールドセットを含めることができますが、選択基準には 1 つのフィールドセットしか含めることができません。
- さまざまな LVM コンポーネントの利用可能なフィールドの一覧については、「選択基準フィールド」 を参照してください。
- 許可された操作の一覧については、「選択基準演算子」 を参照してください。演算子は lvm(8) man ページにも記載されています。
- また、レポートコマンドの
-S/--selectに対してhelp(or?) キーワードを指定することにより、 すべてのフィールドと使用可能な演算子を表示することもできます。たとえば、以下のコマンドはlvsコマンド向けのフィールドと使用可能な演算子を表示します。#
lvs -S help
Red Hat Enterprise Linux 7.2 リリースの場合は、
time のフィールドタイプのフィールドの選択基準として時間値を指定できます。時間値の指定については、「時間値の指定」 を参照してください。
C.1. 選択基準フィールドタイプ
選択基準に指定するフィールドは特定のタイプです。各フィールドのヘルプ出力では、フィールドタイプがかっこで囲まれて表示されます。以下のヘルプ出力例は、フィールドタイプ
string、string_list、number、percent、size、および time を示す出力を示しています。
lv_name - Name. LVs created for internal use are enclosed in brackets.[string] lv_role - LV role. [string list] raid_mismatch_count - For RAID, number of mismatches found or repaired. [number] copy_percent - For RAID, mirrors and pvmove, current percentage in-sync. [percent] lv_size - Size of LV in current units. [size] lv_time - Creation time of the LV, if known [time]
表C.1「選択基準フィールドタイプ」 では、選択基準フィールドタイプについて説明しています。
表C.1 選択基準フィールドタイプ
| フィールドタイプ | 説明 |
|---|---|
| 数値 | 正の整数値。 |
| サイズ | 単位付きの浮動小数点値。指定しない場合はデフォルトで 'm' 単位が使用されます。 |
| パーセント | % 接尾辞あり、または無しの正の整数。 |
| 文字列 | 引用符 ' または " で囲まれた文字または引用符で囲まれていない文字。 |
| 文字列リスト | [ ] または { } で囲まれた文字列と "all items must match" または "at least one item must match" 演算子で区切られた要素。 |
フィールドには以下の値を指定できます。
- フィールドタイプの具体的な値。
stringフィールドタイプのフィールドを含む正規表現 ("+~" 演算子など)。- 予約済みの値。たとえば、-1、unknown、undefined、undef はすべて未定義の数値を示すキーワードです。
- フィールド値の定義済み同意語。元の値の場合と同様に値の選択基準で使用できます。フィールド値の定義済み同意語の一覧については、表C.14「選択基準同意義」 を参照してください。

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