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4.4.14. 論理ボリュームの表示
LVM 論理ボリュームのプロパティーを表示するのに使用できるコマンドは、lvs、lvdisplay、および lvscan の 3 つです。
lvs コマンドは、論理ボリューム情報を設定可能な形式で提供して、1 つの論理ボリュームにつき 1 行ずつ表示します。lvs コマンドでは形式をかなり自由にカスタマイズできるため、スクリプト作成時に役立ちます。lvs コマンドを使用して出力をカスタマイズする方法は、「LVM 用のカスタム報告」 を参照してください。
lvdisplay コマンドは、決められた形式で、論理ボリュームのプロパティー (サイズ、レイアウト、マッピングなど) を表示します。
以下のコマンドは、
vg00
内にある lvol2
の属性を示しています。スナップショット論理ボリュームがこの元の論理ボリューム用に作成されている場合、このコマンドはすべてのスナップショット論理ボリュームとそのステータス (アクティブまたは非アクティブ) の一覧を表示します。
# lvdisplay -v /dev/vg00/lvol2
lvscan コマンドは、システム内のすべての論理ボリュームをスキャンし、以下の例のようにそれらを一覧表示します。
# lvscan
ACTIVE '/dev/vg0/gfslv' [1.46 GB] inherit