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4.2.3. 非表示のレプリカモード

デフォルトでは、新しいレプリカを設定すると、インストーラーは DNS にサービス (SRV) リソースレコードを自動的に作成します。このレコードにより、クライアントはレプリカとそのサービスを自動検出できます。非表示のレプリカは、稼働中および利用できるすべてのサービスを持つ IdM サーバーです。ただし、DNS に SRV レコードがなく、LDAP サーバーロールが有効になっていません。そのため、クライアントはサービス検出を使用して非表示のレプリカを検出することができません。
注記
非表示のレプリカ機能は、テクノロジープレビューとして Red Hat Enterprise Linux 7.7 以降で利用でき、サポート対象外となります。
非表示のレプリカは、主にクライアントを中断できる専用のサービス用に設計されています。たとえば、IdM の完全バックアップは、マスターまたはレプリカ上のすべての IdM サービスをシャットダウンする必要があります。非表示のレプリカを使用するクライアントはないため、管理者はクライアントに影響を与えることなく、このホスト上のサービスを一時的にシャットダウンできます。その他のユースケースには、大量インポートや詳細なクエリーなど、IdM API または LDAP サーバーの高負荷操作が含まれます。
レプリカを非表示としてインストールするには、--hidden-replica パラメーターを ipa-replica-install コマンドに渡します。レプリカのインストールに関する詳細は、「レプリカの作成: 概要」 を参照してください。
または、既存のレプリカの状態を変更することもできます。詳細は、「Demotion and Promotion of Hidden Replicas」を参照してください。