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6.2. Web UI: トポロジーグラフを使用したレプリケーショントポロジーの管理

トポロジーグラフへのアクセス

Web UI のトポロジーグラフは、ドメイン内のサーバー間の関係を表示します。
  1. IPA ServerTopologyGraph を選択します。
  2. トポロジーに加えた変更がグラフに反映されていない場合は、Refresh をクリックします。

トポロジービューのカスタマイズ

マウスをドラッグして、個別のトポロジーノードを移動できます。

図6.3 トポロジーグラフのノードの移動

トポロジーグラフのノードの移動
マウスのホイールを使用して、トポロジーグラフを拡大および縮小できます。

図6.4 トポロジーグラフのズーム

トポロジーグラフのズーム
マウスの左ボタンを保持することで、トポロジーグラフのキャンバスを移動できます。

図6.5 トポロジーグラフのキャンバスの移動

トポロジーグラフのキャンバスの移動

トポロジーグラフの解釈

ドメインのレプリカ合意に参加しているサーバーは、オレンジ色の矢印によって接続されます。CA のレプリカ合意に参加しているサーバーは、青色の矢印によって接続されます。
トポロジーグラフの例: 推奨されるトポロジー
図6.6「推奨されるトポロジーの例」 は、4 つのサーバーで推奨されるトポロジーの例を 1 つ示しています。各サーバーは少なくとも 2 台のサーバーに接続されており、複数のサーバーが CA マスターになります。

図6.6 推奨されるトポロジーの例

推奨されるトポロジーの例
トポロジーグラフの例: 推奨されないトポロジー
図6.7「推奨されないトポロジーの例: 単一障害点」server1 は単一障害点になります。その他のすべてのサーバーは、このサーバーとのレプリカ合意がありますが、他のサーバーとは合意がありません。したがって、server1 が失敗すると、他のすべてのサーバーは分離されます。
このようなトポロジーの作成は避けてください。

図6.7 推奨されないトポロジーの例: 単一障害点

推奨されないトポロジーの例: 単一障害点
トポロジーの推奨事項の詳細は、「レプリカのデプロイメントに関する考慮事項」 を参照してください。

6.2.1. 2 台のサーバー間のレプリケーションの設定

  1. トポロジーグラフで、サーバーノードの 1 つにマウスを合わせます。

    図6.8 ドメインまたは CA オプション

    ドメインまたは CA オプション
  2. 作成するトポロジーセグメントのタイプに応じて、domainまたは円のca部分をクリックします。
  3. 新しいレプリカ合意を表す新しい矢印が、マウスポインターの下に表示されます。マウスを他のサーバーノードに移動し、そこでクリックします。

    図6.9 新規セグメントの作成

    新規セグメントの作成
  4. Add Topology Segment ウィンドウで Add をクリックして、新規セグメントのプロパティーを確認します。
IdM は、2 台のサーバーの間に新しいトポロジーセグメントを作成します。これにより、サーバーをレプリカ合意に参加させます。トポロジーグラフには、更新されたレプリケーショントポロジーが表示されるようになりました。

図6.10 作成された新規セグメント

作成された新規セグメント

6.2.2. 2 台のサーバー間のレプリケーションの停止

  1. 削除するレプリカ合意を表す矢印をクリックします。これにより、矢印がハイライト表示されます。

    図6.11 ハイライト表示されたトポロジーセグメント

    ハイライト表示されたトポロジーセグメント
  2. Delete をクリックします。
  3. Confirmation ウィンドウで OK をクリックします。
IdM は、2 台のサーバー間のトポロジーセグメントを削除します。これにより、そのレプリカ合意が削除されます。トポロジーグラフには、更新されたレプリケーショントポロジーが表示されるようになりました。

図6.12 削除されたトポロジーセグメント

削除されたトポロジーセグメント