Menu Close

Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

34.2. 自動マウントの設定

IdentityIdentity Management では、場所やマップなどの自動マウントエントリーを設定するには、既存の autofs/NFS サーバーが必要です。automount エントリーを作成しても、基礎となる autofs 設定は作成されません。Autofs は、LDAP または SSSD をデータストアとして使用して手動で設定するか、自動で設定することが可能です。
注記
automount の設定を変更する前に、1 人以上のユーザーに対して/home ディレクトリーをコマンドラインから正常にマウントできることを確認します。NFS が既に正常に機能していることを確認すると、後で ldM 自動マウント設定エラーが発生してもトラブルシュートが容易になります。

34.2.1. NFS の自動設定

システムが設定の一部としてドメインクライアントとして設定された IdM サーバーおよびレプリカを含む anan IdM クライアントとして設定された後に、autofs は IdM ドメインとして IdM ドメインを使用し、autofs サービスを有効にするように設定できます。
デフォルトでは、ipa-client-automount ユーティリティーは NFS 設定ファイル (/etc/sysconfig/nfs および /etc/idmapd.conf) を自動的に設定します。また、SSSD が NFS の認証情報を管理するようにも設定します。ipa-client-automount コマンドをオプションなしで実行すると、DNS 検索スキャンが実行されて利用可能な ldM サーバーを特定し、default という名前のデフォルトの場所を作成します。
[root@ipa-server ~]# ipa-client-automount
Searching for IPA server...
IPA server: DNS discovery
Location: default
Continue to configure the system with these values? [no]: yes
Configured /etc/nsswitch.conf
Configured /etc/sysconfig/nfs
Configured /etc/idmapd.conf
Started rpcidmapd
Started rpcgssd
Restarting sssd, waiting for it to become available.
Started autofs
anan IdM サーバーがデフォルト以外の自動マウント場所を使用し、作成するために指定できます。
[root@server ~]# ipa-client-automount --server=ipaserver.example.com --location=boston
この ipa-client-automount ユーティリティーは、NFS の設定とともに、外部 IdM ストアにアクセスできない場合に、SSSD が自動マウントマップをキャッシュするように設定します。SSSD の設定では、以下の 2 つが実行されます。
  • サービスの設定情報が SSSD 設定に追加されます。IdM ドメインエントリーには、autofs プロバイダーとマウントの場所の設定があります。
    autofs_provider = ipa
    ipa_automount_location = default
    NFS は、対応しているサービスのリスト (services = nss,pam,autofs...) に追加され、空の設定エントリー([autofs]) が指定されます。
  • Name Service Switch (NSS) サービス情報が更新され、自動マウント情報についてまず SSSD がチェックされ、次にローカルファイルがチェックされます。
    automount: sss files
クライアントによる自動マウントマップのキャッシュが適切でないといった、非常に安全性の高い環境のインスタンスがいくつかあることがあります。この場合は、--no-sssd オプションを使用して ipa-client-automount コマンドを実行できます。これにより、必要なすべての NFS 設定ファイルが変更されますが、SSSD 設定は変更されません。
[root@server ~]# ipa-client-automount --no-sssd
--no-sssd を使用する場合は、ipa-client-automount が更新する設定ファイルの一覧が異なります。
  • このコマンドにより、/etc/sysconfig/nfs ではなく /etc/sysconfig/autofs が更新されます。
  • このコマンドは、IdM LDAP 設定で /etc/autofs_ldap_auth.conf を設定します。
  • このコマンドは、自動マウントマップに LDAP サービスを使用するように /etc/nsswitch.conf を設定します。
注記
この ipa-client-automount コマンドは 1 回のみ実行できます。設定にエラーがある場合は、設定ファイルを手動で編集する必要があります。