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第33章 Automount の使用

Automount は、複数のシステムにまたがってディレクトリーを管理、組織、アクセスするものです。ディレクトリーへのアクセスがリクエストされると、Automount はディレクトリーを自動的にマウントします。これは、ドメイン内のクライアント上におけるディレクトリー共有を容易にするので、IdM ドメイン内で非常にうまく機能します。これはユーザーホームディレクトリーで特に重要となります。「ユーザーホームディレクトリーの設定」 を参照してください。
IdM では、automount は内部 LDAP ディレクトリーおよび (設定されている場合は) DNS サービスと機能します。

33.1. Automount と IdM

Automount は、ディレクトリーを分かりやすく組織化する方法を提供します。各ディレクトリーはマウントポイントキーと呼ばれます。複数のキーをグループ化したものがマップで、マップはそれらの物理的位置または概念上の場所にしたがって関連付けられます。
automount のベース設定ファイルは、/etc ディレクトリー内の auto.master ファイルです。必要な場合は、複数の auto.master 設定ファイルを別々の場所にあるサーバーに配置することができます。
autofs をサーバー上で設定し、そのサーバーが IdM ドメイン内のクライアントである場合、automount の全設定情報は IdM ディレクトリーに保存されます。マップや場所、キーといった autofs の設定は、別々のテキストファイルではなく、LDAP エントリーとして保存されます。たとえば、デフォルトのマップファイルである auto.master は、以下のように保存されます。
dn: automountmapname=auto.master,cn=default,cn=automount,dc=example,dc=com
objectClass: automountMap
objectClass: top
automountMapName: auto.master

重要

Identity Management は既存の autofs デプロイメントとは機能しますが、autofs 自体を設定するわけではありません。
新たな場所は、cn=automount,dc=example,dc=com の下にコンテナーエントリーとして追加され、マップとキーはそれぞれその場所の下に保存されます。
他の IdM ドメインサービスと同様に、automount は IdM とネイティブに機能します。automount の設定は、IdM ツールで管理できます。
  • Locations には、ipa automountlocation* コマンドを使用します。
  • 直接または間接の maps には、ipa automountmap* コマンドを使用します。
  • Keys には、ipa automountkey* コマンドを使用します。
automount が IdM ドメイン内で機能するには、NFS サーバーが IdM クライアントとして設定されている必要があります。NFS 自体の設定は、Red Hat Enterprise Linux ストレージ管理ガイド で説明しています。