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付録D ドメインレベル 0 でのレプリカの管理

ここでは、ドメインレベルの 0 でのレプリカの管理を説明します (7章ドメインレベルの表示と引き上げ を参照)。ドメインレベル 1 でのレプリカの管理については、以下を参照してください。

D.1. レプリカ情報ファイル

レプリカの作成プロセス中、ipa-replica-prepare ユーティリティーは、/var/lib/ipa/ ディレクトリーに、レプリカサーバーにちなんで名前が付けられたレプリカ情報ファイルを作成します。レプリカ情報ファイルは、マスターサーバーのレルムと設定情報を含む GPG で暗号化したファイルです。
ipa-replica-install レプリカ設定スクリプトは、レプリカ情報ファイルに含まれる情報に基づいて Directory Server インスタンスを設定し、レプリカの初期化 プロセスを開始します。このプロセス中に、スクリプトがマスターサーバーからレプリカにデータをコピーします。レプリカ情報ファイルは、レプリカを作成した特定のマシンにのみインストールできます。このファイルは、複数のレプリカを複数のマシンで作成する場合には使用できません。