12.3. ホストエントリーの追加

12.3.1. Web UI でのホストエントリーの追加

  1. Identity タブを開き、Hosts サブタブを選択します。
  2. ホスト一覧上部にある Add をクリックします。
    ホストエントリーの追加

    図12.1 ホストエントリーの追加

  3. マシン名を記入し、ドロップダウンリストの設定済みゾーンからドメインを選択します。ホストに既に静的 IP アドレスが割り当てられている場合は、ホストエントリーにそのアドレスを含めることで DNS エントリーが完全に作成されます。
    ホスト追加ウィザード

    図12.2 ホスト追加ウィザード

    DNS ゾーンは IdM で作成可能で、これは 「Master DNS ゾーンの追加と削除」 で説明しています。IdM サーバーが DNS サーバーを管理しない場合は、ゾーンは通常のテキストフィールドのようにメニューエリアで手動で入力することができます。

    注記

    ホスト名が解決できない場合でも、Force チェックボックスを選択してホスト DNS レコードを追加してください。
    これは DHCP を使用し、静的 IP アドレスを持たないホストで便利なものです。これにより、IdM DNS サービスにプレースホルダーエントリーが作成されます。DNS サービスが動的にレコードを更新すると、ホストの現行の IP アドレスが削除され、DNS レコードが更新されます。
  4. Add and Edit をクリックして、拡張エントリーページに移動し、属性情報をさらに入力します。ホストエントリーには、ホストのハードウェアや物理的な場所に関する情報を含めることができます。
    展開されたエントリーページ

    図12.3 展開されたエントリーページ

12.3.2. コマンドラインでのホストエントリーの追加

ホストエントリーは host-add コマンドを使って作成されます。このコマンドは、ホストエントリーを IdM Directory Server に追加します。host-add の全オプションは、ipa host man ページに記載されています。このコマンドの最も基本的な操作では、クライアントを Kerberos レルムに追加し、IdM LDAP サーバーにエントリーを作成するために、クライアントのホスト名のみが必要となります。
$ ipa host-add client1.example.com
IdM サーバーが DNS を管理するよう設定されている場合は、--ip-address および --force のオプションを使用してホストを DNS リソースレコードに追加することができます。

例12.1 静的 IP アドレスのホストエントリーの作成

$ ipa host-add --force --ip-address=192.168.166.31 client1.example.com
ホストに静的 IP アドレスがない、またはクライアントの設定時に IP アドレスが分からないことがよくあります。たとえば、ノートパソコンが Identity Management クライアントとして設定されていても、その設定時には IP アドレスが分からない場合などです。その場合でも DHCP を使用するホストは、--force を使用して DNS エントリーを設定することができます。これにより、IdM DNS サービスにプレースホルダーエントリーが作成されます。DNS サービスが動的にレコードを更新すると、ホストの現行の IP アドレスが削除され、DNS レコードが更新されます。

例12.2 DHCP のホストエントリーの作成

$ ipa host-add --force client1.example.com
host-del コマンドを使用するとホストレコードが削除されます。IdM ドメインが DNS を使用している場合は、--updatedns オプションはホスト関連のレコードも DNS から削除します。
$ ipa host-del --updatedns client1.example.com