3.3. IBM z Systems におけるファームウェア支援ダンプ法

IBM z Systems では、次に示す 2 つのファームウェア支援ダンプの仕組みが利用できます。スタンドアロンダンプ および VMDUMP
これらのシステムでは kdump インフラストラクチャーがサポートされ使用されています。Red Hat Enterprise Linux での設定は、「2章kdump のインストールと設定」に説明があります。しかし、IBM z System ハードウェアが提供するこれらのファームウェア支援ダンプを使用すると、いくつかのメリットが得られます。
スタンドアロンダンプ (SADMP) メカニズムはシステムコンソールから開始およびコントロールされ、IPL 起動可能デバイス上に保管される必要があります。
VMDUMP は SADMP と類似しています。このツールもシステムコンソールから開始されますが、得られるダンプをハードウェアからコピーし、解析のためにそれをシステムに格納する仕組みがあります。
(他のハードウェアベースのダンプメカニズムと同様に) これらの手法のメリットの 1 つは、(kdump サービスが開始される前の) 起動初期段階におけるマシンの状態をキャプチャーできるという点です。
VMDUMP には、ハードウェアからコピーしたダンプファイルを Red Hat Enterprise Linux システムに格納する仕組みがありますが、SADMP および VMDUMP の設定およびコントロールは、共に IBM z System ハードウェアコンソールから実施されます。
IBM では、これらの仕組みについて詳細な説明を用意しています。SADMP については https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSLTBW_2.1.0/com.ibm.zos.v2r1.ieav100/standa.htm を、VMDUMP については https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/linuxonibm/com.ibm.linux.z.lgdt/lgdt_t_vmdump.html を、それぞれ参照してください。
IBM では、Red Hat Enterprise Linux 7 におけるダンプツールの使用についても文書化しています。https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/linuxonibm/com.ibm.linux.z.lgdt/lgdt_t_usingdumptools.html を参照してください。