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7.8.6. kdumpサイズの見積もり

kdump 環境のプランニングや構築の際に、ダンプファイルに必要な容量がどれくらいか把握してから作成する必要があります。これには、makedumpfile コマンドを使用すると役立ちます。

以下のように、--mem-usage 機能を使用して、ダンプファイルに必要な領域を見積もります。

# makedumpfile -f --mem-usage /proc/kcore

注記

-f オプションを使用した --mem-usage 機能は、カーネルバージョン v4.11 以降で動作します。

v4.11 よりも前のバージョンのカーネルでは、--mem-usage にオプション -f を指定して実行する前に、カーネルにアップストリームのコミット 464920104bf7 でパッチが当てられていることを確認します。

--mem-usage オプションでは、除外可能なページに関する有用なレポートが提供され、これを使用して、割り当てるダンプレベルを判断することができます。このコマンドは、システムに典型的な負荷をかけた状態で実行する必要があります。 そうでないと、makedumpfile は実稼動環境で必要とされる値よりも小さい値を返します。

[root@hostname ~]# makedumpfile -f --mem-usage /proc/kcore

TYPE            PAGES                   EXCLUDABLE      DESCRIPTION
----------------------------------------------------------------------
ZERO            501635                  yes             Pages filled with zero
CACHE           51657                   yes             Cache pages
CACHE_PRIVATE   5442                    yes             Cache pages + private
USER            16301                   yes             User process pages
FREE            77738211                yes             Free pages
KERN_DATA       1333192                 no              Dumpable kernel data
重要

makedumpfile コマンドは pages にレポートを出します。つまり、カーネルページサイズ (Red Hat Enterprise Linux カーネルの場合、AMD64 および Intel 64 のアーキテクチャーでは 4 キロバイト、IBM POWER アーキテクチャーの場合は 64 キロバイト) に対して使用中のメモリーのサイズを計算する必要があります。