7.2. インストール中の問題

7.2.1. ディスクが検出されない

インストール先 の画面では、以下のエラーメッセージが下部に表示される場合があります: No disks detected. Please shut down the computer, connect at least one disk, and restart to complete installation (ディスクが検出できません。コンピューターをシャットダウンしてから、少なくともひとつのディスクに接続を行ってからインストールを再開してください。)
このメッセージは、Anaconda でインストール先となる書き込み可能なストレージデバイスがひとつも見つからなかったことを示しています。このような場合、まずストレージデバイスが少なくとも 1 つはシステムに接続されていることを確認します。
ご使用のシステムがハードウェア RAID コントローラーを使用している場合は、そのコントローラーが正しく設定され動作していることを確認してください。確認方法については、コントローラーの資料を参照してください。
iSCSI デバイスにインストールするためシステム上にはローカルのストレージがない場合は、必要なすべての LUN (論理ユニット番号) を適切な HBA (ホストバスアダプター) に与えているか確認してください。iSCSI についての詳細情報は、付録B iSCSI ディスク を参照してください。
ストレージデバイスが接続され正しく設定されていることを確認してから、システムを再起動してインストールを再実行したのにまだ同じメッセージが表示されてしまう場合、インストールプログラムがストレージの検出に失敗していることを示しています。インストールプログラムで認識されていない SCSI デバイスにインストールしようとすると、このようなメッセージがよく表示されます。
このような場合には、インストール開始前にドライバーを更新する必要があります。この問題を解決するドライバー更新が入手可能になっていないかハードウェア製造元の web サイトを確認してください。ドライバー更新の全般情報については、4章AMD64 および Intel 64 のシステムへのインストール中にドライバーを更新する を参照してください。
また、https://hardware.redhat.com でオンラインの 『Red Hat Hardware Compatibility List』 (Red Hat ハードウェア互換性一覧) を確認してください。

7.2.2. トレースバックメッセージを報告する

グラフィカルインストールプログラムでエラーが発生すると、クラッシュレポートのダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使って、遭遇した問題に関する情報を Red Hat に送信することができます。クラッシュレポートを送信するには、カスタマーポータルの認証情報を入力する必要があります。カスタマーポータルのアカウントをお持ちでない場合は、https://www.redhat.com/wapps/ugc/register.html で登録していただくことができます。自動クラッシュレポートの機能を利用する場合には、動作しているネットワーク接続も必要になります。
クラッシュレポートのダイアログボックス

図7.1 クラッシュレポートのダイアログボックス

ダイアログボックスが表示されたら、問題を報告する場合は バグの報告 (Report Bug) を選択します。インストールを終了する場合は 終了 (Quit) を選択します。
オプションで、詳細 (More Info) をクリックし、エラーの原因を究明する場合に役立つ詳細出力を表示することもできます。デバッグの方法を十分理解している場合は、デバッグ (Debug) をクリックします。仮想ターミナル tty1 に移動するので、そこでバグ報告を補強するより正確な情報を入手することができます。tty1 からグラフィカルインターフェースに戻るときは continue コマンドを使用します。
クラッシュレポートのダイアログを展開した例

図7.2 クラッシュレポートのダイアログを展開した例

カスタマーポータルにバグを報告する場合は次の手順に従ってください。

手順7.3 Red Hat カスタマーポータルにエラーを報告する

  1. 表示されるメニューで Report a bug to Red Hat Customer Portal (Red Hat カスタマーポータルに報告する) を選択します。
  2. Red Hat にバグを報告するには、まずカスタマーポータルの認証情報を入力する必要があります。Red Hat カスタマーサポートを設定する(Configure Red Hat Customer Support) をクリックします。
    カスタマーポータル認証情報

    図7.3 カスタマーポータル認証情報

  3. 新しいウィンドウが開き、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードの入力が求められます。Red Hat カスタマーポータル認証情報を入力してください。
    Red Hat カスタマーサポートの設定

    図7.4 Red Hat カスタマーサポートの設定

    HTTP または HTTPS プロキシを必要とするネットワーク設定の場合は、高度 (Advanced) メニューを展開すると、プロキシサーバーのアドレスを入力することができます。
    必要な認証情報をすべて入力したら OK をクリックして先に進みます。
  4. テキストフィールドがある新しいウィンドウが表示されます。ここに関連情報やコメントを入力します。クラッシュレポートのダイアログが表示されるまでに行った動作を一つずつ入力し、どのようにしたらエラーが再現できるかを説明してください。できるだけ具体的に、デバッグを行った場合はそのとき得られた情報も入力してください。ここに入力された情報はカスタマーポータルで公開される可能性があるので注意してください。
    エラーの原因がわからない場合は、ダイアログの下部にある この問題の原因がわかりません。(I don't know what caused this problem) というラベルが付いたボックスに印を付けます。
    Forward (進む) をクリックします。
    問題の詳細を入力する

    図7.5 問題の詳細を入力する

  5. 次に、カスタマーポータルに送信する情報を再確認します。入力した状況詳細は comment (コメント) タブにあります。他のタブには、システムのホスト名やインストール環境に関する詳細などが含まれています。Red Hat に送信したくない情報は削除することができます。ただし、報告していただく内容が限られると、問題の調査に影響するため注意してください。
    送信情報の再確認が終わったら Forward (進む) をクリックします。
    送信データの再確認

    図7.6 送信データの再確認

  6. 添付ファイルとしてバグ報告に含ませて送信するファイルの一覧を確認します。このファイルには調査に役立つシステム関連情報が含まれています。特定のファイルを送信したくない場合は、そのファイルの横にあるボックスのチェックマークを外します。問題の修正に役立つ可能性のあるファイルを追加で送信する場合は ファイルの添付 (Attach a file) をクリックします。
    送信ファイルを再確認したら、データを見直しました、送信に同意します(I have reviewed the data and agree with submitting it) というラベルが付いたボックスに印を付けます。Forward (進む) をクリックして、レポートと添付ファイルをカスタマーポータルに送信します。
    送信ファイルの再確認

    図7.7 送信ファイルの再確認

  7. ダイアログに処理完了の通知が表示されたら、ログの表示 (Show log) をクリックして報告プロセスの詳細を表示することができます。Close (閉じる) をクリックすると、最初のクラッシュリポートのダイアログボックスに戻ります。そのダイアログボックスで 終了 (Quit) をクリックするとインストールが終了します。