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9.3.2. グラフィカルな起動シーケンスに関する問題

インストール完了後に初めてシステムを再起動すると、グラフィカルな起動シーケンスの途中でシステムが反応しなくなり、リセットが必要となることがあります。このような場合、ブートローダーは正常に表示されますが、エントリーを選択してシステムを起動しようとするとシステムが停止してしまいます。ほとんどの場合、これはグラフィカルな起動のシーケンスに関する問題を示しています。この問題を解決するには、グラフィカルな起動を無効にする必要があります。まずブートタイムの設定を一時的に変更してから、そのあと永続的に変更します。

手順9.4 グラフィカルな起動を一時的に無効にする

  1. コンピューターを起動してブートローダーメニューが表示されるまで待ちます。ブートローダーのタイムアウト期限を 0 に設定している場合は、Esc キーを押すとアクセスできます。
  2. ブートローダーメニューが表示されたら、カーソル移動キー (矢印キー) を使って起動するエントリーを強調表示し、e キーを押してそのエントリーのオプションを編集します。
  3. オプション一覧内でカーネル行を探します。カーネル行は linux (または linux16linuxefi の場合もあり) で始まります。この行で rhgb オプションを探して削除します。オプションが隠れて見えないこともあります。カーソル移動キーを使って画面をスクロールしてみてください。
  4. F10 キーまたは Ctrl+X の組み合わせを押して、編集を行ったオプションでシステムを起動します。
システムが正常に起動した場合は、通常通りにログインできます。このあと、グラフィカルな起動を永続的に無効にする必要があります。永続的に無効にしておかないと、システムが起動する度に上述の手順を繰り返さなければなりません。起動オプションを永続的に変更するには次の手順に従ってください。

手順9.5 グラフィカルな起動を永続的に無効にする

  1. su - コマンドで root アカウントにログインします。
    $ su -
  2. grubby ツールを使って、デフォルトの GRUB2 カーネルを見つけます。
    # grubby --default-kernel
    /boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.x86_64
    
  3. grubby ツールを使って、上記のステップで特定されたデフォルトのカーネルから GRUB2 設定で rhgb ブートオプションを削除します。以下に例を示します。
    # grubby --remove-args="rhgb" --update-kernel /boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.x86_64
この手順が完了したら、コンピューターを再起動できます。Red Hat Enterprise Linux はグラフィカルな起動シーケンスを使用しなくなります。グラフィカルな起動を有効にする場合は、上記の同じ手順で --remove-args="rhgb" パラメーターを --args="rhgb" で置き換えます。これで rhgb ブートオプションが GRUB2 設定のデフォルトカーネルに戻されます。
GRUB2 ブートローダーの設定方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』を参照してください。