8.15. ストレージデバイス

図8.29 ストレージ領域の概要
注記
dmeventd デーモンによる LVM およびソフトウェア RAID デバイスのモニタリングは実行されません。
8.15.1. ストレージデバイス選択の画面
- マルチパスデバイス
- 複数のパスでアクセスできるストレージデバイス、同じシステム上にある複数のファイバーチャネルポートや SCSI コントローラーなどからアクセスが可能です。インストールプログラムで検出できるのは、16 文字または 32 文字の長さのシリアル番号を持つマルチパスストレージデバイスのみです。
- 他の SAN デバイス
- SAN (Storage Area Network) 上にあるデバイスです。
- ファームウェア RAID
- ファームウェア RAID コントローラーに接続されているストレージデバイスです。

図8.30 タブを使ってグループ分けされている特殊ストレージデバイスの概要
- - iSCSI デバイスをアタッチする場合は、このボタンを押します。「iSCSI パラメーターの設定」 に進んでください。
- - Fibre Channel Over Internet ストレージデバイスを設定する場合は、このボタンを押します。「FCoE パラメーターの設定」 に進んでください。

図8.31 ストレージデバイスの検索タブ
/etc/fstab ファイルを変更すればシステムに追加することができます。
重要
8.15.1.1. 高度なストレージオプション

図8.32 高度なストレージオプション
8.15.1.1.1. iSCSI パラメーターの設定

図8.33 iSCSI 検出詳細のダイアログ
注記
手順8.1 iSCSI の検出と iSCSI セッションの開始
- ターゲット IP アドレス フィールドに iSCSI ターゲットの IP アドレスを入力します。
- iSCSI イニシエーター名 フィールドに iSCSI 修飾名 (IQN) の形式で iSCSI イニシエーターの名前を入力します。IQN エントリーには次を含めてください。
- 「
iqn.」の文字列 (ピリオドが必要) - 日付コード (企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名が登録された年と月、記述の順序は年を表す4 桁の数字、 ダッシュ記号、 月を表す 2 桁の数字、 ピリオドの順で構成。 例、 2010 年 9 月の場合は「
2010-09.」) - 企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名 (トップレベルのドメインを先頭にして逆順で表す。 例、
storage.example.comのサブドメインは、com.example.storageと表す。) - コロン (「:」) とドメインまたはサブドメイン内でその iSCSI イニシエータを固有に識別する文字列 (例、
:diskarrays-sn-a8675309)
以上から、完全な IQN はiqn.2010-09.storage.example.com:diskarrays-sn-a8675309のようになります。 anaconda では、 IQN を構成しやすいようこの形式による任意の名前がすでに iSCSI イニシエータ名フィールドに自動入力されています。IQN の詳細については、 http://tools.ietf.org/html/rfc3720#section-3.2.6 にある 『RFC 3720 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)』 の 『3.2.6. iSCSI Names』 のセクションや、 http://tools.ietf.org/html/rfc3721#section-1 にある 『RFC 3721 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI) Naming and Discovery』 の 『1. iSCSI Names and Addresses』 のセクションを参照してください。 - 認証のタイプの探索 ドロップダウンメニューを使って iSCSI 検出に使用する認証タイプを指定します。以下のタイプが使用できます。
- 証明書なし
- CHAP 秘密鍵
- CHAP 秘密鍵と逆順鍵
- 認証タイプに を選択した場合は CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
- 認証タイプに を選択した場合は、CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI ターゲットのユーザー名とパスワードを入力します。また、逆順 CHAP ユーザー名 と 逆順 CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI イニシエーターのユーザー名とパスワードを入力します。
- オプションで ターゲットをネットワークインターフェースへバインドする というラベルが付いたボックスにチェックを付けることができます。
- ボタンをクリックします。入力情報を使って Anaconda による iSCSI ターゲットの検索が試行されます。検出に成功すると、ダイアログにターゲット上で検出された全 iSCSI ノードの一覧が表示されます。
- 各ノードにはチェックボックスが付いています。インストールに使用するノードのチェックボックスをクリックします。

図8.34 検出された iSCSI ノードを表示しているダイアログ
- ノードのログイン認証のタイプ には、ステップ 3 で説明した 認証のタイプの探索 メニューと同じオプションが表示されます。ただし、認証タイプの検索に認証情報を必要とした場合、検出したノードへのログインにも同じ認証情報を使用するのが一般的です。これを行うため、メニューから オプションを使用します。適切な認証情報が提供されると、 ボタンがクリックできるようになります。
- をクリックして iSCSI セッションを開始します。
8.15.1.1.2. FCoE パラメーターの設定

図8.35 FCoE パラメーターの設定
- DCB を使用する
- Data Center Bridging (DCB) とは、ストレージネットワークやクラスターでイーサネット接続の効率性を向上させる目的で設計されたイーサネットプロトコルに対する拡張セットです。このダイアログのチェックボックスを使って、インストールプログラムによる DCB 認識を有効または無効にします。このオプションは、ネットワークインターフェースでホストベースの DCBX クライアントを必要とする場合にのみ有効にします。ハードウェアの DCBX クライアントを実装するインターフェース上での設定の場合には、このチェックボックスは空のままにしておいてください。
- 自動 vlan を使用する
- 自動 VLAN では、 VLAN 検出を行うかどうかを指定します。このボックスにチェックを入れると、リンク設定が検証された後、FIP (FCoE Initiation Protocol) VLAN 検出プロトコルがイーサネットインタフェースで実行されます。まだ設定が行なわれていない場合には、検出された FCoE VLAN 全てに対してネットワークインターフェースが自動的に作成され、FCoE のインスタンスが VLAN インターフェース上に作成されます。このオプションはデフォルトで有効になります。

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