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32.2.3. RPM によるドライバーの追加、削除、置換

ドライバーが誤作動する場合やドライバーが不足している場合は、システムの起動時に問題が生じる可能性があります。Anaconda レスキューモードは、システムが起動に失敗した場合でもドライバーの追加、削除または置き換えを実行できる環境を提供します。誤作動するドライバーを削除したり、更新されたドライバーや不足しているドライバーを追加したりする際には、可能な場合は RPM パッケージマネージャーを使用することが推奨されます。
注記
ドライバーディスクからドライバーをインストールする場合、ドライバーディスクはこのドライバーを使用するためにシステム上のすべての initramfs イメージを更新します。ドライバーが原因でシステムが起動できない場合は、別の initramfs イメージからシステムを起動する方法は使用できません。

手順32.4 RPM を使用してドライバーを削除する

  1. システムを Anaconda レスキューモードで起動します。手順32.1「Anaconda レスキューモードで起動する」 にある説明に従ってください。インストール済みのシステムは必ず「読み取りと書き込み (read-write)」モードでマウントしてください。
  2. ルートディレクトリーを /mnt/sysimage/ に変更します。
    sh-4.2# chroot /mnt/sysimage/
  3. rpm -e コマンドを使って、ドライバーパッケージを削除します。たとえば、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを削除するには、以下のコマンドを実行します。
    sh-4.2# rpm -e xorg-x11-drv-wacom
  4. chroot 環境を終了します。
    sh-4.2# exit
誤作動を起こすドライバーを何らかの理由で削除できない場合は、ドライバーが起動時に読み込まれないようにするため、代わりにドライバーを ブラックリスト に登録できます。ドライバーのブラックリスト登録に関する情報は 「ブラックリストへのドライバーの登録」 および 23章起動オプション を参照してください。
ドライバーをインストールするプロセスもこれに似ていますが、RPM パッケージがシステム上で利用できる状態である必要があります。

手順32.5 RPM パッケージからドライバーをインストールする

  1. システムを Anaconda レスキューモードで起動します。手順32.1「Anaconda レスキューモードで起動する」 にある説明に従ってください。インストール済みのシステムは、読み取り専用でマウントしないでください
  2. そのドライバーを含む RPM パッケージを利用できるようにします。たとえば、CD または USB フラッシュドライブをマウントして、RPM パッケージを /mnt/sysimage/ の下の希望する場所にコピーします。たとえば、/mnt/sysimage/root/drivers/ のようになります。
  3. ルートディレクトリーを /mnt/sysimage/ に変更します。
    sh-4.2# chroot /mnt/sysimage/
  4. rpm -ivh コマンドを使用して、ドライバーパッケージをインストールします。たとえば、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを /root/drivers/ からインストールするには、以下のコマンドを実行します。
    sh-4.2# rpm -­ivh /root/drivers/xorg-x11-drv-wacom-0.23.0-6.el7.x86_64.rpm
    注記
    この chroot 環境の /root/drivers/ ディレクトリーは、元のレスキュー環境の /mnt/sysimage/root/drivers/ になります。
  5. chroot 環境を終了します。
    sh-4.2# exit
ドライバーの削除、インストールが終了したら、システムを再起動します。