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27.2.5. キックスタートを使ったインストールの開始

注記
inst.ks= ブートオプションを指定せずにキックスタートファイルを自動的に読み込むには、ファイルを ks.cfg という名前にして、OEMDRV のラベルが付いたストレージボリュームに配置します。
インストールシステムを起動する場合は、起動オプション inst.ks=location を使用します。location は、キックスタートファイルの場所に置き換えます。起動オプションを指定する方法は、システムのアーキテクチャーによって異なります。詳細は 23章起動オプション を参照してください。
64 ビット AMD、Intel、および ARM システム、ならびに IBM Power Systems サーバーでは、PXE サーバーを使って起動する機能があります。PXE サーバーの設定時に、ブートローダー設定ファイルに起動オプションを追加できます。これにより、インストールを自動的に開始できるようになります。このアプローチにより、ブートプロセスを含めたインストールを完全に自動化できるようになります。PXE サーバーの設定方法は24章ネットワークからのインストールの準備を参照してください。
本セクションでは、キックスタートファイルがインストールシステムからアクセスできる場所に既に配置されていること、また起動メディアまたはシステムを起動しインストールを開始することができる PXE サーバーのいずれかの準備が整っていることを前提としています。記載されている手順は、一部がシステムのアーキテクチャーによって異なるため、一般的な説明としてご利用ください。また、すべてのアーキテクチャーですべてのオプションが使用できるわけではありません (IBM Z では PXE 起動は使用できないなど)。

27.2.5.1. 手動でのキックスタートインストールの開始

このセクションでは、手動でキックスタートを使ったインストールを開始する方法を説明します。(boot: プロンプトで起動オプションを追加するなど) ユーザーとの対話形式が必要となります。

手順27.1 起動オプションを使ってキックスタートを使ったインストールを開始する

  1. ローカルメディア (CD、DVD、USB フラッシュドライブなど) のいずれかを使ってシステムを起動します。アーキテクチャー固有の詳細については以下をご覧ください。
  2. 起動プロンプトで、inst.ks= 起動オプションと、キックスタートファイルの場所を指定します。キックスタートファイルがネットワークの場所にある場合は、ip= オプションを使用したネットワークの設定が必要になる場合があります。必要なパッケージがインストールされるソフトウェアソースにアクセスするには、inst.repo= オプションが必要になる場合があります。
    起動オプションと有効な構文に関する詳細は、23章起動オプション を参照してください。
  3. 追加した起動オプションを確認してインストールを開始します。
これにより、キックスタートファイルで指定されているインストールオプションを使用したインストールが開始します。キックスタートファイルに問題がなく、必要なコマンドがすべて含まれていれば、この時点からインストールは完全に自動化で行われます。