8.6. システム仕様一覧

インストールプログラムは自動的にコンピューターのハードウェアを検出してインストールするため、通常はシステムに関する詳細を入力する必要はありません。ただし、特定のタイプのインストールを実行する際には、ハードウェアの詳細が必要になる場合があります。このため、インストールのタイプにより、インストールに備えて以下のようなシステムの仕様を記録しておくことをお勧めします。
  • パーティションのレイアウトをカスタマイズする予定の場合は、 以下の詳細をメモしておきます。
    • システムに接続しているハードドライブのモデル番号、 サイズ、 タイプ、 インターフェースなど。 例えば、 SATA0 上には Seagate 社製 ST3320613AS (320 GB) のハードドライブを接続、 SATA1 上には Western Digital 社製 WD7500AAKS (750 GB) のハードドライブを接続というふうにメモしておきます。 これにより、 パーティション設定の段階で該当するハードドライブが識別できるようになります。
  • Red Hat Enterprise Linux を既存のシステム上に追加のオペレーティングシステムとしてインストールする場合は、以下を記録しておきます。
    • システムで使用されているパーティション情報、ファイルシステムのタイプ、デバイスのノード名、ファイルシステムのラベルおよびサイズなど。これにより、パーティションの設定プロセスで該当するパーティションが識別できるようになります。オペレーティングシステムによってパーティションとドライブの識別方法は異なるため、別のオペレーティングシステムが Unix であったとしても、Red Hat Enterprise Linux で表示されるデバイス名は異なる可能性があるので注意してください。通常、こうした該当情報は、/etc/fstab ファイル内や、mount コマンドおよび blkid コマンドに相当するコマンドを実行することで見つけることができます。
      すでに他のオペレーティングシステムをインストールしている場合、Red Hat Enterprise Linux 7 のインストールプログラムはそのオペレーティングシステムを自動検出して、そのオペレーティングシステムを起動するよう設定します。他のオペレーティングシステムが正しく検出されない場合は手作業で設定することができます。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
  • ローカルのハードドライブ上にあるイメージからのインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
    • 該当のイメージを格納しているハードドライブとディレクトリー
  • ネットワーク上の場所からのインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
    • システム上のネットワークアダプターの製造元とモデル番号 (例えば、 Netgear 社製の GA311 など、ネットワークを手動で設定する場合にアダプターを特定できるようになります)
    • IP アドレス、 DHCP アドレス、 BOOTP アドレス
    • ネットマスク
    • ゲートウェイの IPアドレス
    • ネームサーバーの IP アドレス (DNS)、複数あり
    • FTP サーバー、HTTP (web) サーバー、HTTPS (web) サーバー、または NFS サーバー上にあるインストールソースの場所
    上記のネットワークに関する要件や用語がわからない場合は、 ネットワーク管理者にお問い合わせください。
  • iSCSI ターゲットにインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
    • iSCSI ターゲットの場所 (ネットワークに応じた CHAP ユーザー名とパスワード、またリバース CHAP ユーザー名とパスワードも必要になる場合があります)。
  • コンピューターがドメインの一部を構成している場合は、 以下をメモしておきます。
    • ドメイン名が DHCP サーバーによって提供されることを確認してください。提供されない場合は、インストール中にドメイン名を手動で入力する必要があります。