Red Hat Training
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11.2. インストール中のドライバー更新
インストールプロセスの冒頭で、以下のいずれかの方法でドライバーを更新します。
- ドライバー更新の検出と実行をインストールプログラムで自動的に行う
- ドライバー更新の検索プロンプトをインストールプログラムが表示する
- ドライバー更新用のイメージまたは RPM パッケージへのパスを手動で指定する
重要
ドライバー更新ディスクは、必ず標準のディスクパーティションに配置してください。ドライバー更新を行うインストールの初期段階では、RAID や LVM ボリュームなどの高度なストレージにはアクセスできない場合があります。
11.2.1. ドライバーの自動更新
インストールプログラムにドライバー更新用のディスクを自動的に認識させるため、インストールプロセスを開始する前に
OEMDRV
というボリュームラベルが付いたブロックデバイスをコンピューターに接続しておきます。
注記
Red Hat Enterprise Linux 7.2 以降では、
OEMDRV
ブロックデバイスを使用して、キックスタートファイルを自動的に読み込むこともできます。このファイルは ks.cfg
と命名し、デバイスのルートに格納する必要があります。キックスタートインストールの詳細は、27章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
インストールが開始すると、インストールプログラムはシステムに接続している全ストレージを検出します。
OEMDRV
というラベルが付いたストレージデバイスを見つけると、ドライバー更新ディスクとみなし、このデバイスからのドライバー更新の読み込みを試行します。読み込むドライバーの選択を求めるプロンプトが表示されます。
図11.1 ドライバーの選択

[D]
数字キーを使ってドライバー間を移動します。ドライバーが決まったら c を押して選択したドライバーをインストールしてから、Anaconda グラフィカルユーザーインターフェイスに移行します。