11.2. インストール中のコンソールとロギング

以下のセクションでは、インストール中にログと対話式のシェルにアクセスする方法を説明しています。これは問題の解決時に有用となりますが、ほとんどの場合では必要ないはずです。

11.2.1. コンソールへのアクセス

Red Hat Enterprise Linux インストーラーは tmux ターミナルマルチプレクサーを使用して、メインのインターフェース以外に使用可能な複数のウィンドウを表示、制御します。これらのウィンドウはそれぞれ個別の目的を実行するもので、異なるログを表示します。これはインストール中のトラブルシュートに使用可能です。このうちの 1 つは root 権限のある対話式シェルプロンプトを提供するもので、これはブートオプションまたはキックスタートコマンドを使用して明示的に無効となっていなければ使用可能となります。

注記

一般的に、インストール関連の問題を診断する必要がなければ、デフォルトのグラフィカルインストール環境からほかに移動する必要はありません。
ターミナルマルチプレクサーは仮想コンソール 1 で実行されています。グラフィカルインストール環境から tmux に切り替えるには、Ctrl+Alt+F1 を押します。仮想 コンソール 6 で実行されているメインのインストールインターフェースに戻るには、Ctrl+Alt+F6 を押します。

注記

テキストモードのインストールを選択するには、仮想コンソール 1 (tmux) を開始し、その後にコンソール 6 に切り替えるとグラフィカルインターフェースではなくシェルプロンプトが開きます。
tmux を実行しているコンソールには、5 つの利用可能なウィンドウがあります。それらのコンテンツとアクセスに使用するキーボードショートカットは、以下の表の通りです。キーボードショートカットは 2 段階となっており、最初に Ctrl+b を押してからこれら両方を離し、その後に使用するウィンドウの数字キーを押すことに留意してください。
また、Ctrl+b n を使って次の tmux ウィンドウ、Ctrl+b p で前のウィンドウに切り替えることもできます。

表11.1 利用可能な tmux ウィンドウ

ショートカット内容
Ctrl+b 1メインのインストールプログラムウィンドウ。テキストベースのプロンプト (テキストモードのインストール中もしくは VNC ダイレクトモードを使用の場合) とデバッグ情報があります。
Ctrl+b 2root 権限のある対話式シェルプロンプト。
Ctrl+b 3インストールログ ; /tmp/anaconda.log に保存されているメッセージを表示します。
Ctrl+b 4ストレージログ ; /tmp/storage.log に保存されているカーネルおよびシステムサービスからのストレージデバイス関連のメッセージを表示します。
Ctrl+b 5プログラムログ ; /tmp/program.log に保存されている他のシステムユーティリティーからのメッセージを表示します。
tmux ウィンドウに診断情報を表示することに加えて、Anaconda はインストールシステムから転送可能なログファイルも生成します。これらのログについての説明は 表12.1「インストール中に生成されるログファイル」 にあります。インストールシステムからの転送方法については、12章IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング を参照してください。

11.2.2. スクリーンショットの保存

グラフィカルインストール中に Shift+Print Screen を押すと、いつでも画面をキャプチャーすることができます。このスクリーンショートカットは、/tmp/anaconda-screenshots/ に保存されます。
またキックスタートファイルで autostep --autoscreenshot コマンドを使用すると、インストールの各ステップを自動的にキャプチャーし、保存することができます。詳細は、「キックスタートのコマンドとオプション」 を参照してください。