第20章 IBM Z でのパラメーターと設定ファイル

IBM Z アーキテクチャーでは、カーネルとインストールプログラムにブートパラメーターを渡すためにカスタマイズされたパラメーターファイルを使用することができます。このセクションでは、このパラメーターファイルの内容について説明します。
本セクションは、配布されているパラメーターファイルを変更する場合にのみお読みください。次のような場合にパラメーターファイルの変更が必要になります。
  • キックスタートによる無人インストール
  • レスキューモードなど、インストールプログラムの対話式ユーザーインターフェースからはアクセスできないデフォルト以外のインストール設定の選択。
パラメーターファイルは、インストールプログラム (ローダーおよび anaconda) の開始前に、非対話式にネットワークを設定するために使用することができます。
カーネルパラメーターファイルは、895 文字に行末文字を加えた長さに制限されています。パラメーターファイルには、可変長または固定長のレコードフォーマットのいずれかが使われます。固定長レコードフォーマットはレコードの長さまで各行を追加することでファイルサイズを増加させます。インストールプログラムが LPAR 環境内のすべての指定パラメーターを認識しないという問題が生じた場合は、すべてのパラメーターを1 行に収めるか、各行を空白文字で開始および終了させることを試してください。
パラメーターファイルには、ro のような カーネルパラメーターと、vncpassword=testvnc などのインストールプロセス用のパラメーターが含まれます。

20.1. 必須パラメーター

以下のパラメーターは必須となるので、パラメーターファイル内に必ず含めてください。これらのパラメーターはインストール DVD の images/ ディレクトリー内にある generic.prm ファイルでも提供されています。
ro
RAM ディスクであり、読み取り専用であるルートファイルシステムをマウントします。
ramdisk_size=size
RAM ディスク用に予約されているメモリーサイズを Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムが格納できるサイズに修正します。例、ramdisk_size=40000
generic.prm ファイルには、追加のパラメーター cio_ignore=all,!condev も含まれます。この設定は、多くのデバイスを持つシステム上での起動とデバイス検出を高速化します。インストールプログラムは、無視されるデバイスのアクティベーションを透過的に処理します。

重要

スタック全体で cio_ignore サポートが実装されていないことに起因するインストールの問題を回避するには、cio_ignore= のパラメーター値を使用システムに適応させるか、インストールプログラムのブート (IPL) に使用したパラメーターファイルからこのパラメーターを完全に削除します。