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第27章 ディスクイメージへのインストール
本章では、いくつか異なるタイプのカスタムかつ起動可能なイメージの作成プロセスと、他の関連トピックについて説明します。イメージ作成とインストールプロセスは、通常のハードドライブインストールと同様の手順で手動で実行する方法と、キックスタートファイルおよび livemedia-creator ツールを使用して自動で実行するいずれかの方法でできます。
注記
livemedia-creator を使ったカスタムイメージの作成は現在、AMD64 および Intel 64 (x86_64) システム、および IBM POWER (big endian) システム上でのみサポートされています。
また、Red Hat がサポートするのは、Red Hat Enterprise Linux 7 のカスタムイメージの作成のみになります。
手動で行う場合は、グラフィカルインストールプログラムを使用して対話形式でインストールを実行できます。このプロセスは、Red Hat Enterprise Linux の起動可能なメディアおよびグラフィカルインストールプログラムを使用したインストールと同様のものです。しかし、インストール開始前に 1 つ以上の空のイメージファイルを手動で作成する必要があります。
livemedia-creator を使った自動のディスクイメージへのインストールは、ネットワークブートによるキックスタートインストールと多少似通っています。このアプローチを使用するには、livemedia-creator がインストール実行時に使用する有効なキックスタートファイルを準備する必要があります。ディスクイメージファイルは、自動で作成されます。
ディスクイメージへのインストールでは、どちらのアプローチでも別個のインストールソースが必要になります。ほとんどの場合、バイナリ Red Hat Enterprise Linux DVD の ISO イメージの使用が最善のアプローチになります。インストール ISO イメージを取得する情報については、2章Red Hat Enterprise Linux のダウンロード を参照してください。
重要
現時点では、Red Hat Enterprise Linux のインストール ISO イメージを追加の準備なしに使用することはできません。ディスクイメージインストール用のインストールソースは、通常のインストール実行用に準備される方法と同様に準備する必要があります。インストールソースの準備については、「インストールソースの準備」 を参照してください。
27.1. 手動でのディスクイメージへのインストール
ディスクイメージへの手動でのインストールは、既存システム上の Anaconda インストールプログラムを実行して、1 つ以上のディスクイメージファイルをインストールターゲットとして指定することで行います。追加オプションを使って Anaconda をさらに設定することもできます。利用可能なオプションは、
anaconda -h コマンドを実行すると確認できます。
警告
Anaconda を使ったイメージのインストールには、潜在的な危険が伴います。これは、既にインストール済みのシステム上でインストールプログラムを使用するためです。現時点では問題を引き起こす可能性のある既知のバグはありませんが、このプロセスによりシステム全体が使用できなくなる可能性があります。ディスクイメージへのインストールは、価値のあるデータを保持しているシステム上ではなく、この目的にのみ確保されたシステムもしくは仮想マシン上で常に行うべきです。
このセクションでは、空のディスクイメージ作成と、Anaconda インストールプログラムを使って Red Hat Enterprise Linux をこのイメージにインストールする方法について説明します。
27.1.1. ディスクイメージの準備
手動でのディスクイメージへのインストールの最初のステップは、1 つ以上のイメージファイルを作成することです。これは、物理ストレージデバイスのようなインストールターゲットとして使用されることになります。Red Hat Enterprise Linux では、ディスクイメージファイルは以下のコマンドを使って作成できます。
$fallocate -l size name
size を(
10G や 5000M などの) イメージサイズの値で置き換え、name を作成するイメージのファイル名で置き換えます。たとえば、サイズが 30GB でファイル名が myimage.raw のディスクイメージファイルを作成するには、以下のコマンドを使用します。
$fallocate -l 30G myimage.raw
注記
fallocate コマンドを使うと、使用する接尾辞により異なる方法で作成するファイルのサイズを指定できます。サイズの指定方法に関する詳細については、fallocate(1) man ページを参照してください。
作成するディスクイメージファイルのサイズは、インストール中に作成されるファイルシステムの最大容量を制限することになります。イメージの最小サイズは常に 3GB 以上である必要がありますが、ほとんどの場合、領域の要件はこれよりも大きいものです。インストールに必要な正確なサイズはインストールするソフトウェアやスワップ領域、インストール後に必要とする領域の大きさによって異なります。パーティション設定についての詳細は、以下を参照してください。
- AMD64 および Intel 64 システムについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」
- IBM Power Systems サーバーについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」
1 つ以上の空のディスクイメージファイルを作成したら、「ディスクイメージへの Red Hat Enterprise Linux のインストール」 に進んでください。
27.1.2. ディスクイメージへの Red Hat Enterprise Linux のインストール
重要
Anaconda でカスタムイメージを作成する前に、Security Enhanced Linux (
SELinux) を permissive (または disabled) モードに設定してください。SELinux のモード設定については、Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux User's and Administrator's Guide を参照してください。
ディスクイメージファイルへのインストールを開始するには、
root で以下のコマンドを実行します。
#anaconda --image=/path/to/image/file
/path/to/image/file を先に作成したイメージファイルへの 完全 パスで置き換えます。
このコマンドを実行すると、Anaconda がシステム上でスタートします。インストールインターフェースは通常のインストール (Red Hat Enterprise Linux メディアからのシステムの起動) と同じですが、ブートメニューを省略してグラフィカルインストールが直接スタートします。つまり、起動オプションを
anaconda コマンドへの追加引数として指定する必要があります。サポートされるコマンドの完全な一覧は、コマンドラインで anaconda -h を実行すると表示されます。
非常に重要なオプションの 1 つが
--repo= です。これを使うと、インストールソースの指定ができます。このオプションは、inst.repo= 起動オプションと同じ構文を使用します。詳細は、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。
--image= オプションを使うと、指定されたディスクイメージファイルのみ がインストールターゲットととして利用可能になります。インストール先 のダイアログでは、他のデバイスは表示されません。複数のディスクイメージの使用を希望する場合は、各イメージファイルごとに --image= オプションを別個に指定する必要があります。例を示します。
#anaconda --image=/home/testuser/diskinstall/image1.raw --image=/home/testuser/diskinstall/image2.raw
上記のコマンドで Anaconda がスタートし、インストール先 の画面では、指定された両方のイメージファイルがインストールターゲットとして利用可能となります。
オプションとして、インストールで使用されるディスクイメージファイルにカスタム名を割り当てることもできます。ディスクイメージファイルに名前を割り当てるには、
:name をディスクイメージファイル名の最後に加えます。たとえば、/home/testuser/diskinstall/image1.raw にあるディスクイメージファイルを使用して、これに myimage をいう名前を付けるには、以下のコマンドを実行します。
#anaconda --image=/home/testuser/diskinstall/image1.raw:myimage

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