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7.2.3. 順序付けされたリソースセット
一般的に、管理者は、複数のリソースの連鎖を作成する際に順序を設定します (例: リソース A が開始してからリソース B を開始し、その後にリソース C を開始)。複数のリソースを作成して同じ場所に配置し (コロケーションを指定)、起動の順序を設定する必要がある場合は、「リソースグループ」 に従って、このようなリソースが含まれるリソースグループを設定できます。ただし、特定の順序で起動する必要があるリソースをリソースグループとして設定することが適切ではない場合があります。
- リソースを順番に起動するように設定する必要があるものの、リソースは必ずしも同じ場所に配置しない場合
- リソース C の前にリソース A または B のいずれかが起動する必要があるものの、A と B の間には関係が設定されていない場合
- リソース C およびリソース D の前にリソース A およびリソース B の両方が起動している必要があるものの、A と B、または C と D の間には関係が設定されていない場合
このような状況では、pcs constraint order set コマンドを使用して、リソースの 1 つまたは複数のセットに対して順序の制約を作成できます。
pcs constraint order set コマンドを使用すると、以下のオプションをリソースのセットに設定できます。
sequential- リソースセットに順序を付ける必要があるかどうかを指定します。trueまたはfalseに設定できます。sequentialをfalseに設定すると、セットのメンバーに順序を設定せず、順序の制約にあるセット間で順序付けできます。そのため、このオプションは、制約に複数のセットが登録されている場合に限り有効です。それ以外の場合は、制約を設定しても効果がありません。require-all- 続行する前にセットの全リソースがアクティブである必要があるかどうかを指定します。trueまたはfalseに設定できます。require-allをfalseに設定すると、次のセットに進む前に、セットの 1 つのリソースのみを開始する必要があります。require-allをfalseに設定しても、sequentialがfalseに設定されている順序なしセットと併用しない限り、効果はありません。
pcs constraint order set コマンドの
setoptions パラメーターの後に、リソースのセットに対する以下の制約オプションを設定できます。
id- 定義する制約の名前を指定します。score- 制約の優先度を示します。このオプションの詳細は 表7.4「コロケーション制約のプロパティー」 を参照してください。
pcs constraint order set resource1 resource2 [resourceN]... [options] [set resourceX resourceY ... [options]] [setoptions [constraint_options]]
D1、D2、D3 という 3 つのリソースがある場合は、次のコマンドを実行すると、この 3 つのリソースを、順序を指定したリソースセットとして設定します。
# pcs constraint order set D1 D2 D3