A.7. 視覚的なトレース (PCP-GUI および pmchart を使用)

PCP-GUI パッケージを使用すると、pmchart グラフィカルユーティリティーを使用してパフォーマンスメトリック値をグラフにプロットできます。pmchart では、複数の表を同時に表示できます。メトリックは 1 つまたは複数のライブホストから取得され、履歴データのソースとして PCP ログアーカイブからメトリックデータを使用する別のオプションが提供されます。
pmchart を開くと、PCP チャート GUI が表示されます。その GUI の最下部には pmtime の VCR に似たコントロールが表示されます。開始/一時停止ボタンを使用すると、メトリックデータをポーリングする間隔と、履歴データを使用している場合は、メトリックの日付と時刻を制御できます。
ツールバーの File -> New Chart オプションから、ホスト名またはアドレスを指定し、リモートホストからパフォーマンスメトリックを選択することにより、ローカルマシンとリモートマシンの両方からメトリックを選択できます。高度な設定オプションには、表の軸の値を手動で設定したり、プロットの色を手動で選択したりする機能が含まれます。
pmchart で作成されたイメージを取得したり、ビューを記録したりする複数のオプションがあります。現在のビューのイメージを保存するには、ツールバーの File -> Export オプションを選択します。記録を開始するにはツールバーの Record -> Start オプションを選択し、記録を終了するには Record -> Stop を選択します。記録が終了すると、記録されたメトリックはアーカイブされ、後で参照できるようになります。
pmchart インターフェースをカスタマイズして、パフォーマンスメトリックのデータを折れ線グラフ、棒グラフ、使用量グラフなどの複数の方法で表示することができます。pmchart では、「ビュー」と呼ばれる主要な設定ファイルにより、1 つまたは複数のグラフに関連付けられたメタデータを保存できるようになります。このメタデータは、使用されるメトリックとグラフ列を含むグラフのすべての側面を定義します。カスタム「ビュー」設定は File -> Save View を選択して保存し、後で再びロードできます。ビュー設定ファイルとその構文の詳細については、pmchart(1) man ページを参照してください。
以下の pmchart ビュー設定の例では、gfs2.glocks メトリックを使用してマウント済みの GFS2 ファイルシステム loop1 の glock の合計数を示す積み重ねグラフを定義しています。また、以下の例の下部では、同じファイルシステムインスタンス「loop1」に対する glock の許可、降格、およびキューへの格納の要求の平均レイテンシーをプロットするプロットグラフも定義しています。
#kmchart
version 1 

chart title "Total number of Glocks /loop1" style stacking antialiasing off
    plot legend "Shared"   metric gfs2.glocks.shared    instance "loop1"
    plot legend "Unlocked" metric gfs2.glocks.unlocked  instance "loop1"
    plot legend "Deferred" metric gfs2.glocks.deferred  instance "loop1"
    plot legend "Exclusive"metric gfs2.glocks.exclusive instance "loop1"

chart title "Average Glock Latency (usecs) /loop1" style plot antialiasing off
    plot legend "Demote" metric gfs2.latency.demote.all instance "loop1"
    plot legend "Grant"  metric gfs2.latency.grant.all  instance "loop1"
    plot legend "Queue"  metric gfs2.latency.queue.all  instance "loop1"