3.7. ファイルシステムへジャーナルの追加

gfs2_jadd コマンドを使用してジャーナルを GFS2 ファイルシステムに追加します。配下の論理ボリュームを拡張せずに随時、動的に GFS2 ファイルシステムにジャーナルを追加することができます。gfs2_jadd コマンドは、マウント済みのファイルシステム上で実行する必要がありますが、この作業を行う必要があるのはクラスター内の1つのノードのみです。他のノードはすべて、ファイルシステムが拡張されたことを認識します。

注記

GFS2 ファイルシステムが満杯の場合は、そのファイルシステムを含む論理ボリュームが拡張され、ファイルシステムより大きいサイズであっても gfs2_jadd コマンドが失敗します。これは、GFS2 ファイルシステムでジャーナルが組み込みメタデータではなくプレーンなファイルとなるためです。これにより、基礎となる論理ボリュームを単に拡張してもジャーナルには領域が提供されません。
ジャーナルを GFS2 ファイルシステムに追加する前に、以下の例のように gfs2_edit -p jindex コマンドを使用して現在 GFS2 ファイルシステムに含まれるジャーナルの数を確認できます。
# gfs2_edit -p jindex /dev/sasdrives/scratch|grep journal
   3/3 [fc7745eb] 4/25 (0x4/0x19): File    journal0
   4/4 [8b70757d] 5/32859 (0x5/0x805b): File    journal1
   5/5 [127924c7] 6/65701 (0x6/0x100a5): File    journal2

使用方法

gfs2_jadd -j Number MountPoint
Number
新規に追加されるジャーナルの数を指定します。
MountPoint
GFS2 ファイルシステムがマウントされているディレクトリーを指定します。

以下の例では、1 つのジャーナルが /mygfs2 ディレクトリーのファイルシステムに追加されます。
gfs2_jadd -j 1 /mygfs2
以下の例では、2 つのジャーナルが /mygfs2 ディレクトリーのファイルシステムに追加されます。
gfs2_jadd -j 2 /mygfs2

完全な使用法

gfs2_jadd [Options] {MountPoint | Device} [MountPoint | Device]
MountPoint
GFS2 ファイルシステムがマウントされているディレクトリーを指定します。
Device
ファイルシステムのデバイスノードを指定します。
表3.4「ジャーナル追加時に利用できる GFS2 固有のオプション」 ではジャーナルを GFS2 ファイルシステムに追加する際に使用できる GFS2 固有のオプションを示します。

表3.4 ジャーナル追加時に利用できる GFS2 固有のオプション

フラグパラメーター説明
-h ヘルプ。使用法について短いメッセージ表示
-JMegabytes新規ジャーナルのサイズをメガバイトで指定します。デフォルトのジャーナルサイズは、128 メガバイトです。最小サイズは 32 メガバイトです。異なるサイズのジャーナルをファイルシステムに追加するには、各サイズのジャーナル毎に gfs2_jadd コマンドを実行する必要があります。指定するサイズは端数を切り捨て、ファイルシステムが 作成された時に指定してあるジャーナルセグメントサイズの倍数になるようにします。
-jNumbergfs2_jadd コマンドにより追加される新規ジャーナルの数を 指定します。デフォルト値は 1です。
-q Quiet。詳細レベルを下げます。
-V コマンドのバージョン情報を表示します。