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20.2.5. 定義したコードの場所で実行を停止するための GDB ブレークポイントの使用
多くの場合、特定のコードの行に到達するまでプログラムを実行させることには利点があります。
前提条件
- GDB を理解していること
GDB でのブレークポイントの使用
ブレークポイントは、プログラムの実行を停止するように GDB に指示を出すマーカーです。ブレークポイントは、ソースコードの行に関連付けられている最も一般的なものです。ブレークポイントを配置するには、ソースファイルと行番号を指定する必要があります。
ブレークポイントを配置する には、以下を行います。
ソースコード ファイル の名前と、そのファイルの 行 を指定します。
(gdb) br file:line
ファイル が存在しない場合は、現在の実行ポイントにソースファイルの名前が使用されます。
(gdb) br line
または、関数名を使用して、起動時にブレークポイントを配置します。
(gdb) br function_name
タスクを特定の回数反復すると、プログラムでエラーが発生する可能性があります。実行を停止するために追加の 条件 を指定するには、以下を実行します。
(gdb) br file:line if condition
condition を、C または C++ 言語の条件に置き換えます。file と line は、上記と同様に、ファイル名および行数に置き換えます。
全ブレークポイントおよびウォッチポイントの状態を 検査 する場合は、以下のコマンドを実行します。
(gdb) info br
info br
の出力で表示された 番号 を使用してブレークポイントを 削除 するには、以下のコマンドを実行します。(gdb) delete number
指定の場所のブレークポイントを 削除 するには、以下を実行します。
(gdb) clear file:line
関連資料
- GDB でのデバッグ: 5.1 Breakpoints, Watchpoints, and Catchpoints