15.10. トラブルシューティング

15.10.1. アクティブな VFS マウントが表示されない

アクティブな VFS マウントが表示されない場合、これはアプリケーションがネイティブ GIO クライアントではないことを意味しています。通常、ネイティブ GIO クライアントは GNOME ライブラリー (glib、gio) を使用するすべての GNOME アプリケーションです。gvfs-fuse というサービスは、GIO 以外のクライアントのフォールバックとして提供されています。
アクティブであるものの、表示されない VFS マウントの原因を判別するには、gvfs-fuse プロセスが実行中であるかどうかを確認します。gvfs-fuse は自動的に実行され、ユーザーが各自でこれを起動することは推奨されていないため、まずはログアウトしてからログインすることを試行してください。
または、VFS 互換性マウントを端末で手動で起動します。
  1. id コマンドを実行して、/run/user/UID/gvfs/ パスの UID (システムユーザー ID) を検索します (gvfsd-fuse デーモンは、サービスを表示することになっているパスを要求します)。
    または、/run/user/UID/gvfs/ パスが利用できない場合、gvfsd-fuse はホームディレクトリーの .gvfs パスを使用します。
  2. /usr/libexec/gvfsd-fuse -f /run/user/UID/gvfs コマンドを実行して、gvfsd-fuse デーモンを起動します。
  3. これで VFS マウントが利用可能になり、アプリケーション内でパスを手動で参照することができます。

15.10.2. 接続されている USB デバイスが表示されない

特定の状況では、フラッシュドライブに接続する際に、GNOME デスクトップがこれを表示しない場合があります。ドライブが非表示である場合は、以下を意味します。
  • ディスク アプリケーションでデバイスを確認できない。
  • udisksctl dump コマンドを実行済みで、udisks デーモンの現在の状態が一覧表示され、すべてのオブジェクトについての情報が表示されるが、フラッシュドライブはその中に含まれていない。
  • dmesg コマンドを実行済みである。ログの末尾には USB デバイスの検出に関連するメッセージと検出されたパーティションの一覧があるが、フラッシュドライブはその中に含まれていない。
フラッシュドライブが表示されない場合、ディスクユーザーインターフェースに表示する フラグの設定を試行できます。
  1. Super キーを押して、アクティビティ画面 に入り、Disks と入力してから Enter を押して ディスク を開きます。
  2. ボリューム 操作メニューで、マウントオプションの編集... をクリックします。
  3. ユーザーインターフェースに表示する をクリックします。
  4. OK をクリックして確認します。
フラッシュドライブがまだ表示されない場合は、ドライブを削除してから再度接続することを試行します。
ストレージに関する詳細情報は、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』を参照してください。

15.10.3. Nautilus が不明または不要なパーティションを表示する

デバイスはデフォルトでユーザーインターフェースに表示されないため、デバイスが /etc/fstab ファイルに一覧表示されているかどうかを確認します。/etc/fstab ファイルは通常、オペレーティングシステムで使用されることが意図されたディスクパーティションを一覧表示し、それらがマウントされる方法を示します。特定のマウントオプションによって、ボリュームをユーザーインターフェースに表示したり、または表示しないようにすることができます。
ボリュームを非表示にするソリューションの 1 つとして、ディスク アプリケーションの マウントオプション 画面で ユーザーインターフェースに表示する のチェックを解除する方法があります。
  1. Super キーを押して、アクティビティ画面 に入り、Disks と入力してから Enter を押して ディスク を開きます。
  2. ボリューム 操作メニューで、マウントオプションの編集... をクリックします。
  3. ユーザーインターフェースに表示する のチェックを解除し、OK をクリックして確認します。

15.10.4. リモートファイルシステムへの接続が使用できない

クライアントの接続が仮想ファイルシステム (またはリモートディスク) のマウントから予期せずに切断され、その後に自動的に再接続されないためにエラーメッセージが返されるという状況が数多くあります。これらの状況を引き起こすいくつかの原因には以下が含まれます。
  • 接続が割り込まれる (たとえば、ラップトップが Wi-Fi 接続から切断される)。
  • ユーザーが一定の期間非アクティブになり、サーバーによって接続が切断される (アイドルタイムアウト)。
  • コンピューターがスリープモードから再起動する。
解決策としては、ファイルシステムのアンマウントおよびマウントを実行し、リソースに再接続してみることができます。

注記

接続が複数回無効になる場合、GNOME の 設定ネットワーク パネルで設定を確認します。

15.10.5. ディスクが使用中の場合はどうすればよいか

ディスクが使用中であることについての通知を受信した場合、ディスクにアクセスしているプログラムを判別します。その後、実行中のプログラムを通常の方法で終了することができます。または システムモニター を使用してプログラムを強制終了することもできます。

システムのプロセスを表示する場所と表示方法

  • lsof コマンドを実行してプロセスと共に開いているファイルの一覧を取得します。lsof が使用できない場合、実行中のプロセスの一覧を提供する ps ax コマンドを実行します。
  • または、システムモニター アプリケーションを使用して GUI に実行中のアプリケーションを表示します。
  • 以下のコマンドを実行して iotop をインストールしていることを確認します。
    # yum install iotop
    次に root として iotop を実行し、システムプロセスを表示します。
プログラムを判別したら、以下のようにそれらを終了または強制終了します。
  • コマンドラインで kill コマンドを実行します。
  • システムモニター で、プログラムのプロセス名のある行を右クリックし、プロセスの終了 または 強制終了 ドロップダウンメニュー項目をクリックします。