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14.2.2. スマートカード認証の有効化
スマートカード認証を有効にするには、以下のステップを続けて実行します。
- スマートカードのプロンプトを許可するよう GDM を設定する
- スマートカードを使用したログインを許可するようオペレーティングシステムを設定する
1.スマートカードのプロンプトを許可するよう GDM を設定する
スマートカード認証のプロンプトを許可するには、以下の 2 つの GDM 設定方法があります。
dconf エディター GUI
手順14.3 dconf エディター GUI を使用してスマートカード認証を有効にする
- org.gnome.login-screen enable-password-authentication dcof キーのチェックボックスを外します。
- org.gnome.login-screen enable-smartcard-authentication dcof キーのボックスにチェックを入れます。
dconf-tool
手順14.4 dconf-tool を使用してスマートカード認証を有効にする
/etc/dconf/db/gdm.d
ディレクトリーにキーファイルを作成します。- 以下の内容をキーファイルに追加します。
[org/gnome/login-screen] enable-password-authentication='false' enable-smartcard-authentication='true'
- システム dconf データベースを更新します。
#
dconf update
2.スマートカードを使用したログインを許可するようオペレーティングシステムを設定する
GDM をスマートカード認証用に設定したら、system-config-authentication ツールを使用してシステムでユーザーによるスマートカードの使用を可能にし、グラフィカル環境でスマートカードの使用を GDM に有効な認証方法とします。ツールは authconfig-gtk パッケージで提供されます。
スマートカード認証を可能にするシステム設定および system-config-authentication ツールについての詳細情報は、Red Hat Enterprise Linux 7 システムレベルの認証ガイドを参照してください。